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page47

FLOW No.107

1人きりで続けたチアリーディング
人を束ねる楽しさを後輩にも

摂南大学 建築学科4年

今井 雛皇さん

「キラリ*Josho note」のページ47は、摂南大学の今井 雛皇さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

学内外から寄せられる応援励みに ダンスの振りは先輩の動画が頼り

摂南大チアリーディング部「MERRYS」で活動する今井さんは、1年生から部員になり、体育会の試合応援や学内外のイベントを盛り上げてきました。入部当時は4年生の先輩2人がいて部員は3人でしたが、2人の卒業後は新たな入部がなく、2年と3年は1人で活動しました。

中学や高校時代はクラブに入らなかったので、大学では部活動をしようと決めていました。しかし、進学したのは課題が多いといわれる建築学科。 勉強との両立を考慮して、活動日が週1回のチア部を選びました。「ユニホームの可愛らしさも決め手になりました」

当初は先輩からダンスや、組み体操のようなスタンツを教わりました。チアは初めてでしたが、幼稚園の頃から水泳を習い、小学5年から中学にかけてはアーティスティックスイミングもしていたので体を動かすのは得意。すぐに楽しくなりました。

部員1人になってからは、先輩が残してくれた動画を見て自宅で練習してきました。「ダンスはやったことがなく、自分で振り付けができません。高校時代もチアをしていた先輩の振りは参考になります」。1人で活動することを寂しく感じたこともありますが、体育会クラブの試合に出向くと、選手から「来てくれてありがとう。うれしい」と心から喜んでもらえます。観客席の前で手拍子を打つと、全体の手拍子がそろい、次第に盛り上がるとやりがいを感じました。「たった1人の存在でも、チアは人を束ねる不思議な力があります」

活動をSNSのXやInstagram で発信すると反響が寄せられ、大学や校友会の行事に顔を出すと「チアが来ると華やかになる」「いつも頑張っているね」と励ましてもらえます。「応援する立場ですが、たくさんの人に応援してもらってきました」

大学卒業後は、大学院に進学する予定です。「建築設計は考えれば考えるほどいい案が出て、凝れば凝るほどいいものになる。終わりがなくて大変だと感じますが、もっと深く学びたくて」。就職活動にはまだ取り組まないので、チア部の活動は来年3月まで続けます。過去に欠員による休部があり、2017年度に復活したチア部。今春、新入生の入部があり、念願の後輩ができました。「お世話になった優しい先輩たちの思いをつなぎたい」。静かながらも熱い思いがキラリ光っています。

「摂南大学校友会還暦を祝う会」でチアを披露する今井さん =2023年12月

キラリ*Josho note