昼休みの時間、全校生徒にちょっとした憩いを届ける常翔啓光学園中高放送サークル。楽曲リクエストも多く、放送が追いつかないといううれしい悲鳴も。目下の目標は、体育祭の実況放送だと語る部長の大村紗代さん(高校3年)、副部長の德山拓輝さん(同)、顧問の向井友香教諭に話を聞きました。
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顧問の向井教諭
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部長の大村さん
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副部長の德山さん
ー普段はどんな活動をしていますか。
德山:高校3年生が2人、2年生が3人の計5人で、お昼休みの校内放送を行っています。毎週水・木曜日の放送です。放送日にまつわる小ネタをお伝えしたり、生徒からの楽曲リクエストにお応えしたりしています。
大村:リクエストが予想以上に増えてきて、まだ放送できていない曲が20近くあります。クラスメートから「放送聞いたよ、次も楽しみにしてる」と言われることもあって驚くとともにうれしく思います。
德山:最近は黙食が推奨されているので放送が耳に入りやすいのかもしれません。僕たちはマイクに向かってしゃべっているので気が付きにくいのですが、その向こうにはたくさんリスナーがいるんですよね。そう思うとやりがいが増します。
向井:基本的には生徒たちのやりたいことを実現させてあげたいと思っています。そのため、顧問として何か指導するというより、主にサポート役に徹しています。
ーイベント時にはアナウンスや実況などもするのですか。
大村:直近では、5月下旬に実施される体育祭の実況放送を予定しています。一昨年・昨年はコロナ禍で体育祭そのものが中止となったため、私たちにとっては初めての大舞台です。緊張していますが、新しいことに挑戦できるわくわく感があります。
德山:また、オープンスクールや文化祭での放送も予定しています。オープンスクールでは僕たちのことをより広くPRし、部員増につなげたいと考えています。
大村:こうした学校行事をきっかけに校内での認知度がアップしていくと良いなと思っています。
向井:特に体育祭の実況は、生徒たちにとって右も左も分からない状態だろうと思うのですが、それでも責任感と主体性を持ってしっかり準備を進めてくれています。頼もしい限りです。
ー今後の目標について教えてください。
大村:今後後輩たちがサークルを支え、持続的に発展させられるように、私たち3年生が今まで培ってきたノウハウを伝えたいです。同時に、経験も積んでもらいたいので、体育祭などではあえて任せる場面を作ってみようかなと考えてもいます。
德山:活動の幅や範囲を広げたいという思いから、部員増を目指したいですね。放送サークルを目的に入学してくれる人が増えたらとてもうれしいです。
向井:生徒たちを見ていて思うのは、高い能力を秘めているということです。顧問として、彼らに自信をつけてもらい、そのスキルを遺憾なく発揮できるようサポートを続けたいです。