2019年度にサークルとして立ち上がり、昨年度正式な部活動へ昇格した常翔学園高ラクロス部。めきめきと力をつけ、関西地区での大会では上位に食い込むように。キャプテンの番匠胡南巳さん(高校3年)と、プレーの分析やマネジャー業など多岐にわたって部を支える竜田春佑さん(同)、監督の中道直教諭に話を聞きました。
-
監督 中道教諭
-
キャプテン 番匠さん
-
竜田さん
ー普段の活動について教えてください。
番匠:練習日は月・水・金・土曜日の週4日です。大会が近づくと日曜日に練習試合を入れることもあります。内庭グラウンドや河川敷グラウンドで1日約2時間練習します。部員数は、3年生が19人、2年生が13人、1年生が17人の計49人です。
竜田:部員の所属コースがばらばらなので、毎回全員がそろうというわけにはいきませんが、みんな限られた時間の中で集中して練習しています。僕も練習相手になることがあります。
ーラクロスを始めようと思ったきっかけは何ですか?
番匠:私は中学生の頃ダンス部だったのですが、高校では違うことがしたいなと考えていました。1年の時ラクロスサークルが設立され体験入部をしてみたら、とても楽しくて入部を決めました。
竜田:僕はサッカーからの転身です。高校1年の時クラスメイトだった番匠さんがラケットのような道具を担いでいるのを見てラクロスに興味を持ち、中道先生のもとを訪ねたのがきっかけです。
中道:サークル発足時から女子部員しか在籍していませんでしたが、やる気さえあれば男子部員も受け入れるつもりでいました。そのため、女子部員のプレーの分析など「やれることはたくさんある。一緒にやってみよう」と話しました。
番匠:最初は「男子がいる」と部内がざわつきもしましたが、彼は常に全力を尽くしてくれ、今では部一番の人気者です。おかげで私たちはプレーに全力投球することができています。
ー部の雰囲気や特長について教えてください。
竜田:前向きで元気な部員が多い印象です。学年間の風通しも良いですね。それぞれが自由に意見を言い合える空気があるところが良いと思います。
番匠:とにかく仲が良いというのが自慢です。お互いがお互いを認め合える関係が築かれているので仲違いも起こったことがありません。
ー今後の目標について聞かせてください。
番匠:最近は大会での実績も残せるようになり力がついている実感があります。更に上を目指して「強豪校」や「表彰台常連校」と呼ばれるようになりたいです。
竜田:まだまだ歴史の浅い部ですが「ラクロス部に入りたくて常翔学園高に入学した」と言ってくれる人を増やしたいです。
中道:競技なので勝利にこだわる姿勢も重要ですが、部活動を通して人間的に成長してほしいと思います。また、思う存分楽しんでほしいとも思います。大人になった時「高校時代は部活動が一番楽しかった」と言ってくれたら最高ですね。