常翔啓光学園中学・高校剣道部

伝統の教え合う風土を大切に 未経験者にも丁寧に指導

FLOW No.109

先輩が築いてきた教え合う風土を今も引き継ぐ常翔啓光学園中高剣道部。礼儀を大切に、一戦ずつ着実に勝利を収めることが部の目標です。今回は部長の松元優太さん(高校2年)、副部長の田村朋子さん(同)、顧問の本岡伸一教諭に話を聞きました。

  • 顧問 本岡教諭

  • 部長 松元さん

  • 副部長 田村さん

普段の活動について教えてください。

松元:練習は月、水、金、土曜日の週4日です。部員数は高校2年生が7人、高校1年生が6人、そして中学1年生が1人の計14人で練習しています。この夏に高校3年生が引退し、新体制になりました。

田村:男子部員は全員経験者ですが、女子部員は1人を除いて未経験者です。私も友人に誘われて高校から剣道を始めました。部では、未経験者の入部も大歓迎していて、経験者が丁寧にルールや動作を教えています。

部の魅力を教えてください。

田村:部員の仲が良く、アットホームな雰囲気です。練習中に良い点、改善点を遠慮なく言い合い、互いの競技レベル向上に努めています。 また新入部員勧誘の時期には、部のプロモーションビデオを作成し、入部を呼び掛けます。実際に雰囲気がいいからと入部してくれた部員もいます。

松元:剣道は礼儀を重んじる競技で、礼に始まり礼に終わります。競技や練習中だけでなく、日常生活でも、あいさつや謙虚な姿勢を大切に過ごしています。全部員が礼儀を重んじていることが魅力です。

本岡:礼儀作法は、経験の有無に関わらず全員が身につけるべきもので、技術を向上させるためにも重要です。気になることがあれば早めに生徒に伝えるよう心掛けています。

練習で気を付けていることはありますか?

松元:私は6歳で剣道を始めました。昔、道場の先生に教えてもらったことを今も心掛けて練習をしています。競技における癖の改善はもちろん、礼儀作法や考え方など、これからも自己鍛錬を継続し、更なる向上に努めたいです。

田村:先生の指導や部員からのアドバイスをマネジャーに記録してもらっています。それを練習後に自分のノートに書き写し、いつでも見返せるようにしています。繰り返し見ることで、指摘してもらったことをずっと意識できるようになりました。

今後の目標について聞かせてください。

松元:個人の競技レベルを向上し、みんなで強くなりたいです。そして男女ともに団体戦で一戦一戦丁寧に戦い、勝ち進むことが目標です。そのために部長として、部員との信頼関係を築き、伝えるべきことをしっかり伝えていきたいです。

田村:部の目標達成に向け、部員同士で教え合いを大切に頑張っていきたいです。また部長を支えると同時に部内全体を見て、体調不良者やけが人がいないか見守りながら練習していきたいです。

本岡:先輩たちが、教え合う風土を作ってくれました。それが今も引き継がれ、生徒が練習メニューを組み、試合のオーダー表を作成することもあります。これからも礼儀正しく、この教え合いの精神を継続していってほしいです。

公式YouTubeチャンネル「【学校法人常翔学園】FLOW公式チャンネル」でもご覧いただけます。

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