常翔学園高情報技術研究部は、パソコンやタブレットを使って、インターネット上の仮想空間「メタバース」やゲームの制作を中心に活動しています。部員がそれぞれ目標を設定し、興味のあることに自主的に取り組んでいます。部の活動や魅力について、部長の陣内宙さん(高校2年)、副部長の髙橋賛さん(同1年)、顧問の村上雄樹教諭に話を聞きました。
顧問 村上教諭
部長 陣内さん
副部長 髙橋さん
ー普段の活動について教えてください

常翔学園中高の正門を捉えたメタバースの一場面
陣内:部員は1年生23人、2年生15人、3年生10人の計48人で、部室が使用可能な日はいつでも活動できます。部の最大の魅力は「自由」で、好きなことに挑戦できる環境が整っています。活動の中心は、部全体で取り組むメタバースです。本校訪問をバーチャル体験できる「JOSHO METAVERSE」を制作しており、学校ホームページからアクセスすることができます。この他、ゲーム制作を部員が個々に進めていて、文化祭でも紹介します。
髙橋:メタバースの制作は、週1回の部会で進捗状況を共有しながら進めています。昨夏の入試イベントでは、小・中学生やその付き添いの保護者に体験してもらい、楽しんでいる様子に達成感を感じました。
村上:部の活動は、基本的に部員に任せています。やりたいことを自分で考えて自由に挑戦してもらうことから、生徒の自律につなげています。
ー入部したきっかけを教えてください。
髙橋:私は、部活動紹介で陣内部長の話を聞いて入部したいと思いました。他の部活動との兼部可能なことや全コースから部員が集まるため、交友関係が広がります。先輩後輩分け隔てなく、明るく楽しく活動しています。
陣内:もともとパソコンを触ることが好きで、高校では関連する部活動に入りたいと思っていました。進学先を調べるうちに、情報技術研究部の活動に興味を持ち、常翔学園高を第1志望にしました。入学、入部後は、部の活動を通してパソコンスキルが向上しました。
ー今後の目標について教えてください。
髙橋:JOSHO METAVERSEは現在、建物や部屋の制作が完了しました。今後は、室内の備品制作に取り掛かり、本物そっくりな「バーチャル常翔学園中高」を楽しんでもらえる空間を完成させたいです。
陣内:私も同じくメタバースのブラッシュアップを大きな目標にしています。引き続き自発的に学び、スキルを向上させたいです。ゲーム制作は部員の個性を出すことができるので、来年の文化祭も充実した内容を発表できると思います。
村上:メタバースやゲームの制作については、生徒のアイデアと熱意をサポートしていきます。また、過去には日本情報オリンピックに参加した部員もいたので、前例にとらわれずに、さまざまなことに挑戦してほしいと思っています。