常翔啓光学園中学・高校空手道部

部員の7割は初心者で入部 基礎練習に力を入れ、黒帯を取得

FLOW No.112

常翔啓光学園中高空手道部は基礎練習に力を入れ、丁寧な指導を心掛けています。和やかな雰囲気で活動しており、今春は12人の新入部員を迎えました。部長の坂井敬之介さん(高校3年)、副部長の久保田奈津さん(同)、顧問の良元健教諭に話を聞きました。

  • 顧問 良元教諭

  • 部長 坂井さん

  • 副部長 久保田さん

普段の活動について教えてください。

坂井:活動日は火・水・木・土曜日です。現在は中高合わせて17人で活動しています。部員の約7割が初心者ですが、先生の指導や経験者からのアドバイスを受けながら、部員同士で切磋琢磨しています。

久保田:練習には実戦形式も取り入れていますが、基礎に重点を置いています。 空手には、1人で演武をして技の美しさを競う「型」と2人の競技者が技を繰り出して勝敗を競う「組み手」があり、基礎練習はそのどちらにも重要です。私自身も初心者でしたが、基礎練習を地道に続けることで自分の上達を実感できるようになりました。

入部したきっかけを教えてください。

坂井:2020年の東京五輪をテレビで見たことがきっかけで、「高校では武道に挑戦したい」と思うようになりました。元々筋力トレーニングが好きだったこともあります。空手を通じて、体力だけでなく、精神力も養おうと入部を決意しました。

久保田:中学校では吹奏楽部に所属していました。これまでスポーツの経験はありませんでしたが、部活動体験で空手道部を訪れた時、先輩方がとても優しく接してくださり、その温かさに思い切って入部を決意しました。部員同士の仲も非常に良く、休憩中などは和気あいあいとした雰囲気です。一方で、練習ではしっかりと気持ちを切り替え、メリハリのある活動を心掛けています。

良元:競技としての強さももちろん大切ですが、当部の練習や活動を通して人として成長してほしいと思います。縁があり、空手道部に入ってくれたので、今後の人生に何か一つでも生かしてもらえるよう指導しています。

部活動で印象に残っていることを教えてください。

久保田:幹部交代時に同じ学年の仲間と「黒帯を取る」という目標を立て、全員で達成することができました。4人のうち3人は初心者でしたが、努力を重ねて取得できた時は本当にうれしく、かけがえのない思い出となりました。また、3年間の部活動で忍耐力と集中力を培うことができ、これからも努力の積み重ねを大切にしていきたいと思っています。

坂井:最後の引退試合では敗れてしまい、言葉で表せないほど悔しさを感じました。しかし同時に、この3年間やり切ったという達成感も得ることができました。 入部してからこれまで一生懸命に打ち込み、厳しい練習を乗り越えてきたからこその自信も持てるようになりました。

良元:2人が入部した当初は人数も少なく不安もあったと思いますが、こうして部を引っ張ってくれたことに感謝しています。練習はもちろん、運営面でも大きく貢献してくれました。今では部員も増え、積極的に携わってくれたことがとても心強かったです。

公式YouTubeチャンネル「【学校法人常翔学園】FLOW公式チャンネル」でもご覧いただけます。

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