自らの課題と強みをしっかり分析し日々練習に打ち込む常翔啓光学園高男子バレーボール部。最大の目標は1部への返り咲きだと言います。キャプテンの石井那弥さん(高校3年)、岩永龍昇さん(同)、顧問の妹尾亮教諭に話を聞きました。
-
顧問 妹尾教諭
-
キャプテン 石井さん
-
岩永さん
ー普段の活動について教えてください。
石井:練習は火曜と木曜を除く週5日です。金曜はウエートトレーニングなどで体を鍛え、土日には練習試合を組むことがあります。活動場所は主に体育館です。
岩永:部員数は高校3年生が9人、高校2年生が10人、この春新入部員が20人入り、マネジャー4人を加えて全員で43人となりました。
ー競技のどんなところに面白さや楽しさを感じますか。
岩永:誰かと協力し、1つの球を拾ってつなぎ得点に結びつけるところです。僕は高校入学まで体操をやっていました。自分のプレーでチームの勝利に貢献できる、体操とは異なる団体競技の楽しさを感じています。
石井:僕はレフトのポジションで、点を取るのが主な役割です。チームメートが際どい球を拾い、それを相手コートに打ち返せた時に、大きな喜びを感じます。
ーチームの課題と強みは。
岩永:試合中、要所を押さえきれないところが課題ですね。ここぞという場面でスパイクが決まらなかったり、ラリーが続く競った状況でミスをしてしまったり、勝てたとしても悔しさが残る時があります。
石井:一方で団結力を生かし、しっかり拾ってつなぐプレーは強みだと思います。リベロ(守備に特化したポジション)の岩永さんをはじめボールはよく拾えていますし、スパイクの打点も低くはありません。ここ一番でチャンスをつかみきれないのは、メンタルの部分に課題があると分析しています。。
妹尾:試合中はもっと好戦的になってもいいと思います。しかし昨年度のチームに比べて総合力は高いですし、誰もがチームのことを考えてプレーしている点は素晴らし いです。
ー今後の目標について聞かせてください。
石井:まずは、ゲームの流れを左右する分岐点で、しっかり流れをつかみ取ることができるようにしていきます。また、コートの中でも外でもチームメートを安心させられるようなキャプテンになりたいです。
岩永:枚方市内の高校が集まる4月の枚方市長杯では優勝することができました。次は、1部への返り咲きが大きな目標です。昨年度敗戦し、2部になったことがとてもショックで先輩たちも相当悔しそうだったので、今年度はその雪辱を果たしたいです。
妹尾:勝負事ですので、何とか勝ち星を増やしてあげたいです。そしてインターハイ予選で勝ち上がり近畿大会に出場したいです。それだけの実力はあります。また、大人になって社会に出た時に「高校3年間バレーボールをやっていてよかったな」と思ってもらえたら指導者としてうれしいです。