常翔啓光学園中学・高校創作イラスト部

のびのびした環境から生まれる自由な発想で
互いに切磋琢磨し描く絵

FLOW No.101

活動日には部員が顔をそろえ、意見交換することで互いに切磋琢磨する常翔啓光学園中高の創作イラスト部。風通しが良くのびのびした環境が創作意欲を刺激すると言います。部長の野村美月さん(高校2年)、部員の三原萌果さん(同1年)と顧問の坂東愼康教諭に話を聞きました。

  • 顧問 坂東教諭

  • 部長 野村さん

  • 三原さん

普段の活動について教えてください。

野村:活動日は毎週火・水・土曜日で、2〜3時間活動しています。部員は、高校生が20人、中学生が12人の計32人です。女子生徒が大半を占める部でしたが、今春は男子が多く入部しました。

三原:主に美術室に集まって絵を描いています。部員のほとんどが水彩画に取り組んでいて、色づかいや構図についてアドバイスし合うこともあります。

野村:部員が増えたこともあり、最近は絵の具の減るスピードが速いです。油彩やデジタルなど水彩以外の画材も部で用意してくれているので、いろんな画材に触れることができます。

部の雰囲気はどうですか?

野村:絵を描きながらお互いに意見を出すので、和気あいあいとしていますね。会話が弾みすぎて集中力が途切れることもあるので、そこは個人的にも部長としても気を引き締めています。

三原:私は、のびのびした雰囲気が気に入っています。学年の壁もあまり感じませんし風通しの良い部です。おかげで創作意欲も沸きますし、周りに意見をもらうことで表現の幅も広がりました。

坂東:部の特性上どうしても自分だけの世界に入り込んでしまいやすいので、他者の作品や制作過程を見て切磋琢磨し、より良い作品を仕上げてほしいです。活動日に全員が集まるようにしているのは、そうした狙いもあります。

制作した作品はどこに展示しているのですか?

三原:大阪私学美術展など公の作品展や、学校内にある「校内ギャラリー」に展示することもあります。

野村:今夏は、JR大阪城公園駅のホームにもいくつか展示しました。自分たちが手掛けた作品が不特定多数の人の目に触れるのは初めてのことで緊張しましたが、同時にうれしくも思いました。

今後の目標について聞かせてください。

三原:見る人を笑顔にできるような絵を描くことが目標です。そのためには、絵以外のことももっと勉強して、自分の引き出しをたくさん作らなくてはと考えています。また、いろんな作品展に応募して、多くの人に私が描いた絵を届けたいです。

野村:部長として、部員が自分の感性を遠慮なく表現できる場所にしていきたいです。個人的には画力を更に向上させたいと思っていて、自分で自分を納得させられる作品を仕上げるのが目標です。

坂東:部活動を通して、組織に属すると はどういうことなのかを知ってもらえたらと思います。社会に出れば皆何かしらのコミュニティに属することになるので、そこで、組織の一員として力を発揮できるよう、指導を続けていきます。

公式YouTubeチャンネル「【学校法人常翔学園】FLOW公式チャンネル」でもご覧いただけます。

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