常翔学園高校女子バレーボール部

春高予選で得た自信 
「拾ってつなぐ」バレーで近畿大会出場目指す

FLOW No.102

昨年10月の春高予選で、創部史上初めてベスト16まで駒を進めた常翔学園高女子バレーボール部。確かな手応えと自信を得た試合となり、現在は近畿大会出場を目標に練習に打ち込んでいます。キャプテンの舩木桜陽さん(2年)、部員の田中凛さん(同)とコーチの黒田祥代教諭に話を聞きました。

  • コーチ 黒田教諭

  • キャプテン 舩木さん

  • 田中さん

普段の活動について教えてください。

舩木:火曜日以外ほぼ毎日練習しています。東館4階の体育館や内庭で約3時間活動しています。部員は、2年生、1年生ともに6人ずつの計12人です。

田中:体育館では他の部も活動しているので、スペースには限りがあります。より実践的な練習ができる場所や時間が増えたらいいなと思っています。

部の雰囲気はどうですか?

舩木:風通しの良い雰囲気があります。練習前や後は和気あいあいとしていますが、練習が始まるとお互いにアドバイスし合うなどメリハリもありますね。

田中:試合中でも大きな声を出してコミュニケーションを積極的に取っています。特に私はセッターなので、コート上のみんなとしっかり意思疎通するよう心掛けています。

黒田:限られた場所や時間の中で、個々がしっかり考えて練習している印象があります。試合の時は緊張感が走ることもありますが、元気があって良いチームです。

今まで一番記憶に残っている試合はありますか?

田中:昨年の10月に開催された全日本バレーボール高校選手権大会(春高)予選です。2005年の創部史上初のベスト16でした。それまでは第1セットを先取されると相手のペースに飲まれて敗退してしまうというパターンが多かったのですが、格上の相手にフルセットまで持ち込んでの勝利で、本当にうれしかったです。

舩木:ボールを絶対に落とさないという強い気持ちで「拾ってつなぐ」ゲーム展開に持ち込めたのが勝因だと思います。ラリーを制するとやっぱりうれしいしチームに勢いが出ます。士気も上がり、手応えと自信を得た試合になりました。

黒田:この時から部員たちが少し変わったなと感じています。明確な目標をチーム全体で共有するという姿勢が身についてきました。

今後の目標について聞かせてください。

舩木:7月から始まる近畿大会に出場するために、府でベスト16以上になることです。簡単ではありませんが、できないことはないはずなので、粘り強いバレーで勝ち進みたいです。

田中:攻撃力を強化したいです。ここぞという時は1回の攻撃でしっかり得点できるよう、セッターとして視野を広く持ち、相手のブロックをかわすトスを上げていきます。

黒田:お互いを尊重し合えるチームづくりができればと思っています。部員には、失敗しても良いから何でもトライしてほしいです。自分の頭で考えて挑戦していく力は、今後社会に出た時に必要となるはずです。

公式YouTubeチャンネル「【学校法人常翔学園】FLOW公式チャンネル」でもご覧いただけます。

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