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page28

FLOW No.84

釣りビジネス起業の夢へまっしぐら

摂南大学 経営学科3年

尾後 幹太 さん

「キラリ*Josho note」のページ28は、摂南大学の尾後 幹太さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

原点はアタリのワクワク感 船舶免許も取得し準備着々

父に連れられて3歳で釣りを始めた尾後さん。竿にアタリが来る時のワクワク感が釣りに魅せられた原点と言います。中学生になると一人で近くの池へブラックバス釣りに出掛けるようになり、ますます釣りの道にはまっていきました。気が付くと地元でも有名な釣り少年になり、大阪城の堀でアリゲーターガーを釣り上げる番組など何度もメディアに登場。高校時代は竿をラケットに持ち替え、ソフトテニス部で大阪府代表として近畿大会に出場するまで活躍しましたが、摂南大経営学科に入学後は再び釣り三昧の日々に。「夜中にアルバイトが終わっても、その日の風や潮を見て釣り場へ走って行 くこともあります。今は頭の中は釣りでいっぱいです」と声を弾ませます。

2月に日本最西端の与那国島(沖縄県)で全長2m、重さ100kgのクロカジキを釣り上げた時は、「興奮して号泣しました」と振り返ります。船を出しても大荒れの海で2日間成果が出ず、ようやく3日目に獲物を捕らえ、「チームのために何とか頑張って釣りたい」一心で船酔いに苦しみながら海と格闘。「船長やサポートしてくれた釣り仲間に応えることができました」と周囲への感謝を口にします。「次は大間(青森県)でクロマグロの一本釣りにチャレンジしたいです」と新たな目標を定めています。大物獲りの醍醐味の一方で、尾後さんは「気象条件やエサなどを頭に入れて、ポイントを決める面白さが釣果より奥深いと最近は思うようになりました」と釣り哲学を語ります。

卒業後に釣りビジネスを起業するために、これまで学んだ経営の授業の教科書も引っ張り出して日々勉強にも励んでいます。中学生で既に釣り専門紙に釣果レポートを連載するほどの腕前で、現在は釣りメーカーと契約を交わして商品開発、販促の協力を行うテスターも務めます。釣り道具の展示会などでトークショーを行う際の話し方のコツも身につけたいと、ゼミでプレゼンテーション能力向上の練習も欠かしません。船舶免許も取得し「将来は遊漁船の船長になって、より多くの人に釣りを楽しんでもらいたいです」と話す尾後さん。若くして釣り業界の未来までも見据える釣り師魂がキラリ光 ります。

釣りのトークショーで話す尾後さん(左から2人目)

キラリ*Josho note