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FLOW No.109

凍結含浸法に魅せられ入学を決意

広島国際大学 医療栄養学科4年

児玉 清花さん

「キラリ*Josho note」page49は、広島国際大の児玉清花さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

春からは高齢者施設の管理栄養士として入居者の健康を支えたい

児玉さんは高2で広島国際大のオープンキャンパスに参加した時、「凍結含浸法」という調理法を初めて知りました。試食に出された筑前煮を食べると、見た目は通常の形状と変わりませんでしたが、とろけるように口の中で崩れました。凍結含浸法は凍らせた食材に酵素を急速に染み込ませる技術で、栄養は損なわずに歯茎や舌でつぶせるほど軟らかくすることができます。高齢者施設で働きたいと思っていたことから、「この調理法について学びたい」と医療栄養学科を第1志望にしました。凍結含浸法の調理法が普及すれば誤嚥を防ぎ、高齢者に食べることを楽しんでもらえると感じたからです。更に医療栄養学科では管理栄養士の受験資格を取得できることから、高齢者施設で管理栄養士として働くことが将来の目標として明確になりました。

学生生活では、プロジェクトや課外活動などさまざまなことに挑戦しました。入学後のガイダンスで紹介された「瀬戸内イキイキプロジェクト」は、瀬戸内の島々の活性化を目的に住民の健康支援に取り組みます。高齢者とも関わることから、自分の夢の実現にも役立つと思い、参加を即決しました。高校時代にボランティアに参加しなかったことを後悔した経験があり、大学では必ず取り組みたいという思いもありました。

2年では、プロジェクトの幹部として広報を務め、学内に掲示する新聞やInstagram、ホームページに掲載する記事を作成しました。新聞作成ではレイアウトが単調にならないように熟考し、原稿作成では読み手に分かりやすく伝わるように書くことを心掛けました。進級に伴い学業の専門性が高くなり、勉強に行き詰まった時はプロジェクトの活動が息抜きになりました。幼い頃から書くことが好きだったこともあり、楽しみながら役職を全うすることができました。

2年の11月には、中国新聞社のキャンパスリポーター(学生記者)になり、イキイキプロジェクトなど大学の情報を発信しました。学生へのインタビューにも挑戦し、同社から活動を評価されて優秀賞を受賞しました。

来春から、凍結含浸法を導入する高齢者施設で管理栄養士として働く予定です。オープンキャンパスで凍結含浸法に感銘を受け、学びを深め、夢をかなえる児玉さん。「在学中に多くのことに挑戦してきたことを胸に、これからも率先して行動を起こし、一人前の管理栄養士として活躍したい」と話す瞳がキラリ輝いています。

島の住民に健康レシピを紹介

キラリ*Josho note