「ロボットに携わりたい」という井上さんの夢は10歳の頃から変わっていません。小学生の頃、テレビのドキュメンタリー番組で手足を失った人の特集を見て、「不自由ない生活を手助けできないか」と感じ、人々の暮らしに役立つロボットを作りたいと思うようになりました。
夢の第一歩として工業高校に進学。ものづくりの基礎を学びながら、ロボット開発に必要な知識や技術を身につけました。大学でもロボットの知識を深めたいと、大阪工大のロボット工学科に進学しました。決め手は、設備の充実度や学生と教員との距離の近さ、本格的な実習環境でした。
入学後は、梅田ロボットプログラミング部に所属し、3年では部長を務めた井上さん。新入生勧誘に力を入れ、これまでロボット工学科中心だった部に、システムデザイン工学科の学生も加わり、幅広く活動できるようになりました。その結果、部員は60人規模に拡大。部の運営にも力を入れる一方で、一部員としてロボット製作にも打ち込みました。部はレスキューロボットコンテスト本選や、キャチロボバトルコンテストに出場し、賞も受賞しました。
ロボティクス&デザイン工学部の学生チャレンジ推進支援制度※に応募し、アルバイト先の学習塾と大学をつなぐ「未来発見プロジェクト」を企画・実施しました。大学で学ぶロボット技術やものづくりの魅力を小中学生に伝えたいという思いから始まった企画です。準備や調整に苦労しながらも定員に達する参加者が集まり、イベントは盛況のうちに終了。自らのアイデアを形にし、多くの人に喜んでもらえた経験は大きな自信となりました。
来春からは、第一志望の企業で技術営業職として社会人の一歩を踏み出します。ロボットの魅力や可能性を伝え、ロボットが日常に溶け込み、人々の暮らしを支える社会の実現に貢献したいとキラリ光る情熱は尽きることがありません。
※ロボティクス&デザイン工学部学生チャレンジ推進支援制度学生が主体となって取り組む「授業外における活動(課外活動)」において、研究やものづくり、地域貢献などの活動やプロジェクトを支援する制度。企画の実現に向けて、活動費や指導体制などのサポートがある。



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