ネパール出身のシュレスタさんは、幼くして来日し小学生から日本で学んできました。大学では、海外研究支援プログラムや国際PBLプログラム、ハッカソンに参加し数々の賞を受賞。更には起業へと多様な挑戦を重ねてきました。コロナ禍の学部時代には、オンラインを積極的に活用し、世界中の学生とネットワークを構築しました。4年の時には、卒業研究に海外の知見を取り入れたいと、スペイン・サラマンカ大へ留学しました。
大学院進学後は、インド工科大で起業アイデアを提案するプログラムにも参加。各国から集まった学生や教員との交流を通じ、多様な価値観に触れました。
また、学びを社会に還元したいとの思いから会社を起業。学生エンジニアが集い、ハッカソンや創作活動に打ち込める拠点を開設し、IT人材を求める企業と学生をつないでいます。
昨年の夏には、大阪・関西万博で開催された「令和7年度知財ビジネスアイデア学生コンテスト」に出場しました。無線通信機器とアプリを活用した満員電車の通勤課題解決の提案が評価され、パテント部門で近畿経済産業局長賞(最優秀賞)を受賞。このアイデアの実現に向けて今後、電鉄会社との話し合いを進めます。
シュレスタさんの研究分野は情報科学を軸に、多岐にわたります。大阪工大の研究室では、教育工学の観点から教員志望者が授業運営を疑似体験できる「仮想教室システム」を開発。今年1月から4カ月間留学した米・ロードアイランド大では、株価分析を扱う金融工学の研究に取り組むなど、分野を横断しながら知識を深めています。
将来は大学の教員を目指すシュレスタさん。そのためにまずは一般企業で実務を経験したいと考えています。「これまで培ってきたプログラミングやコーディングのスキルをAIと併用しながら、企業がどのように商品や価値を社会に広げていくのかを学びたい」と話します。未来に向かって真っすぐに進む姿がキラリ輝いています。



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