岡田さんは高校時代、工学部への進学を検討していました。しかし、施設見学やさまざまな学部を調べるうち医療分野に関心を持ち、薬学科へ進みました。
摂南大では、有機化学や薬剤学、生薬学などの基礎から、医療現場を見据えた実践的な知識まで幅広く学んでいます。その中で興味を持った授業の一つが「生薬と漢方学」です。成分や効果を暗記するだけでなく、味まで覚えることを心掛けてきました。
課外活動でも漢方研究部に所属し、花や茶葉についての学びを深めています。テレビの罰ゲームなどに出てくるセンブリ茶を飲むこともあり、初めて口にした時は「本当に苦いんだ」と驚き、ゲームに使われていることにも納得できました。
開学50周年記念事業「『挑む、楽しむ。』プロジェクト(愛称『むむプ』)」の一つ「バニプ(摂南バニラコーラプロジェクト)」ではクラフトコーラの開発に挑戦しました。クラフトコーラとは、植物由来の素材やスパイス、糖類など素材選びから調合までを行う手作りのコーラで、風味や香りを自由に設計できる点が特長です。岡田さんらは、「摂南大らしさ」に着目し、薬学部附属薬用植物園で収穫できるサンザシやサンショウ、バニラビーンズをはじめとする計9種のスパイスを配合したレシピをメンバーと共に提案。5グループがそれぞれ提案した中から採用されました。その後、地域の薬剤師や卒業生とも協力し、調整を重ねて完成させたのが食事に合うオリジナルクラフトコーラです。「ウィズコーラ」と名付け、オープンキャンパスでの試飲や学内コンビニで販売しています。プロジェクトは今も後輩が継続し、新たなコーラ開発を続けています。
大学での学びやプロジェクト活動を通じて、薬学の知識だけでなく、多様な立場の人と協力しながら目標を形にしてきました。「コミュニケーションや協働力を大切にし、患者さんの不安に寄り添い、支えられる病院薬剤師になりたい」とプロジェクトで培ったキラリと光る力を将来の医療現場で発揮しようとしています。
クラフトコーラの詳細はこちら
https://www.setsunan.ac.jp/~p-togo/ito_vanilla.html




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