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FLOW No.77

プログラミングの面白さ伝える初学者向けのソフトを開発

大阪工業大学 コンピュータ科学科4年

岩崎 みのりさん

「キラリ*Josho note」のページ21は、大阪工業大学の岩崎 みのりさんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

オンライン・ゲームがなければ、今の岩崎さんではなかったかもしれません。「小中高と引っ込み思案で人と話すのが苦手な子供でした。オンライン・ゲームにはまったことで、人との出会いが増えて性格が変わりました」と話します。岩崎さんにとってオンライン・ゲームは単なる遊びではありません。画面の向こうにいる人を実感できるツールでした。それだけでなく関連イベントなどを通じて、外の社会に連れ出してくれ、多くの人との出会いを作ってくれたのです。「コンピュータ科学科に進んだのは、自分を変えてくれたゲームを作るのに必要なプログラミングに興味が湧いたから」と振り返ります。

大学1年で受けたプログラミングの授業は「面白くてしかたなかった」と言います。卒業研究のテーマに選んだのは、初学者向けのプログラミング学習ソフトの改良でした。日本語の単語を選べばプログラミング言語に変換してくれる既存のソフトを改良。単語を組み合わせて頻繁に使う命令をブロック化し、初学者が更に簡単にプログラムを書けて、ウェブ上で実行できるようにソフトを進化させました。「いずれこれを公開してみんなに使ってもらい、もっと良いものになるよう改良を加えてほしいです」と話します。ネットに公開することで、みんなで進化させることができるのは、オンライン・ゲームと共通した醍醐味です。

1年生の時から北山祭実行委員も務め、パンフレットの編集・デザインを担当。学外でも世代を越えたゲーム仲間もいて、苦手だったコミュニケーションの力がどんどん身についていきました。就職活動でIT関係の4社から内定をもらって選んだのは東京のオンライン・ゲーム開発部門を持つWebシステムの制作会社。「もっと大手の内定もいただいたのですが、ゲームを作れるということが決め手でした。かつて自分を変えてくれたような素敵な人のつながりを生むゲームの開発をしたいです」。春からは東京で初めての一人暮らし。キラリと光る出会いを重ねてきた岩崎さんに新たな出会いが待っています。

キラリ*Josho note