高貝 和弘さん

村本建設 代表取締役社長

「厳しい仕事も常に楽しんできた」
社会人になっても学びの継続を

Graduate Voice 活躍する卒業生

FLOW No.116

Profile
たかがい・かずひろ 1988年摂南大学工学部建築学科卒。同年村本建設入社。東京支店で工事事務所工事長や工務グループマネージャー、副支店長を歴任。2020年執行役員建築統括部長に就任。2023年取締役常務執行役員、東京支店長を経て、2026年6月から現職。兵庫県出身。

中学生から父親の建築現場で手伝い


子供時代の高貝さんは、工務店を経営する父親の建築現場を見るのが好きでした。中学生になると片付けや掃除を手伝い、高校生では大工の見習い仕事をこなすこともありました。

将来の仕事として建築関係を意識するようになり、摂南大建築学科に進学しました。思い出に残っている授業は、空間把握を学ぶための風景画の模写です。出来栄えを担当教員に褒められ、「絵を専門の仕事にできる」と言われたほどです。アルバイトは阪神甲子園球場の弁当販売を経験。出入り口など売れやすい場所を見つけ、販売成績は常に上位でした。

就職先に村本建設を選んだのは、摂南大の校舎を複数建てていることを友人から聞き、勢いのある企業だと魅力を感じたからでした。入社すると東京支店に配属され、建築工事からスタート。忘れられない仕事の一つが初めて分譲マンションでの所長を務めた工事です。購入した夫妻からの要望を受け、住戸が仕上げ工事の最中でありながらも特別に見学してもらいました。とても喜ばれる様子に、「一番大切なのはエンドユーザー」という上司の言葉がすとんと胸に落ち、仕事の意識にも影響がありました。



相手の意見に耳を傾けつつ自信持った主張も


現場所長の業務は多岐にわたり、工事や原価、品質、安全管理から設計事務所や事業主、周辺住民との調整まで幅広く対応します。「相手の言い分に耳を傾け歩み寄りつつも、自信を持って主張していくことも大事です。技術的なことを把握し、データをしっかりそろえ、相手を納得させられる材料があれば信頼と理解を得ることができます」

現場を18年経験後、建築統括部長、東京支店長などの要職を歴任し、ホールディングス化により新体制となった今年6月、社長に就任しました。「創業118年と歴史のある当社は、アットホームな雰囲気とチームワークの良さが強みです。顧客からの信頼を大切に、更に業績を伸ばしていきたい」と抱負を語ります。

「厳しい仕事も常に楽しんできた」と話す高貝さん。後輩へのメッセージには、「時間的余裕のある学生時代はめいっぱい自分のやりたいことに挑んでもらいたい。社会人になった時こそ学び続ける姿勢を忘れないでほしい」と力強い言葉を寄せてくれました。

摂南大の学生を対象にした村本建設の現場見学会

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