FLOW No.112

- Profile
- こんどう・しょうり 2013年常翔学園高校卒。2014年大学在学中に劇団Patch(3期生)に加入。2016年ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー‼』のオーディション(黒尾鉄朗役)に合格。2023年関西テレビの『全ラ飯』でテレビドラマ初出演ながら主役(一条颯太役)に抜てき。2025年7月からテレビ東京系列で放送中の『ウルトラマンオメガ』で主人公のオオキダソラトを演じている。大阪府出身。
7月にテレビ放送が始まった『ウルトラマンオメガ』で主役のオオキダソラトを演じる近藤さんは、常翔学園高でバレーボール部のエースアタッカーでした。高校3年の時、全日本高校選手権(春高バレー)大阪府予選ベスト4で注目されましたが、当時のテレビインタビューではプロ選手ではなく「俳優になりたい」と答えました。「小さい時からテレビドラマを見るのが日課で、ずっと俳優になりたかったんです」と言います。高校入学後、監督に未経験のバレーボール部へスカウトされましたが、当初は自分で演劇サークルを立ち上げようとしたほどで、高校1年の文化祭でもクラスでミュージカルを上演。俳優の夢を持ち続けていました。大学進学後、ワタナベエンターテインメントに所属。転機となったのは人気漫画が原作のハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』。バレーボールをテーマにした本作で高校時代の経験を生かし、見事オーディションで大役を勝ち取り、俳優への道が大きく開かれました。
●せりふがリアリティーを持つまで勉強
その後は多くの舞台やテレビでキャリアを積み、2023年にはテレビドラマ初主演(関西テレビ『全ラ飯』)も果たしましたが、「原点は舞台」と言います。「テレビでは大道具や背景など全てそろっていますが、舞台は演技でお客さんに情景を想像してもらわなければいけない世界。キャリアの始まりが舞台だったことが幸運でした」と明かします。近藤さんの役作りの信条は徹底した台本の読解です。「聞き慣れない医療や科学の専門用語がせりふにあれば、それがリアリティーを持って聞こえるまで勉強して自分の言葉にします」。難解な台本に出合えば「ひたすら考え、舞台の仲間と話し合います」という探求派です。
長年そうそうたる俳優が演じてきたウルトラマン。その新シリーズの主役に抜てきされた時も、「緊張や不安はなく、すぐに変身ポーズをどうするか、どんな撮影現場かと考えました」と根っからの役者魂を見せます。「大河ドラマや学園ドラマもやりたい」と夢が広がる近藤さん。「やりたいことがあったら、まず一歩踏み出して。学校では仲間と触れ合い、恋もしよう」と後輩にエールを送ります。
近藤 頌利さんの出演情報
https://www.watanabepro.co.jp/mypage/90000019/