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FLOW No.81

ボクシング経験1年でプロテスト一発合格

摂南大学 電気電子工学科3年

中村 百汰さん

「キラリ*Josho note」のページ25は、摂南大学の中村 百汰さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

デビュー戦善戦で注目 目指すは新人王タイトル

大学近くのボクシングクラブで体験レッスンを始めた中村さんは今年5月、たった1年でプロテストに一発合格しました。9月のデビュー戦では惜しくも敗れましたが、大手ジムの有望新人を相手に善戦したことでかえって注目され、早くも12月にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でのプロ第2戦が決まりました。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズでの“70秒KO”で世界の注目を集めるWBA王者井上尚弥選手が中村さんの理想。「井上選手のようなスピード、テクニック、パワーを兼ね備えた選手になりたい」と話します。

高校ではハンドボール部の選手として2年の時に全国大会にも出場。摂南大入学後もクラブ活動でハンドボールを続けてきましたが、1年の春休みに「井岡一翔選手にあこがれて中学の時から興味のあったボクシングをやりたくて」と寝屋川石田ボクシングクラブの門を叩いたのです。始めてみるとハンドボールで培った敏しょう性などを武器に急成長。半年後には、クラブの会長に素質を買われて「プロにならないか」と誘われました。

デビュー戦はフェザー級でしたが、身長168㎝と小柄な中村さんにとってのベストの階級は約5㎏軽い3階級下のスーパーフライ級です。「勝つことしか考えず緊張はしなかった」というデビュー戦も、相手は一回り大柄で「一発もらうと立ち上がれないな」と感じたそうです。自分の持ち味が発揮できるスーパーフライ級に落とす12月の次戦は、「パワーよりもスピード勝負になる」とトレーニングに余念がありません。得意は左フックですが、右ストレートも「重い」と評価されています。「デビュー戦では自分のボク シングが通用することが分かり、多くを学びました」とプロ初勝利に向けての闘志を燃やしています。

高校時代にITや人工知能に関心を持ち入学した電気電子工学科では、毎週の実験・実習などのレポートも忙しく、「趣味の時間はありません。勉強以外はボクシング一筋です」と話す中村さん。これからの一番の目標は「来年の新人王タイトルです」と力を込めます。ボクシング愛とファイティングスピリットがキラリと輝いています。

デビュー戦ではいたトランクスには摂南大のロゴも

寝屋川市立市民会館でのデビュー戦

キラリ*Josho note