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FLOW No.82

難関の弁理士試験に今年度最年少合格

大阪工業大学 知的財産学科3年

藤原 誠悟さん

「キラリ*Josho note」のページ26は、大阪工業大学の藤原 誠悟さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

入学直後に受験会入会 火が付いた勉学意欲

11月8日、難関で知られる弁理士試験に見事合格した藤原さん。合格率 7.2%という狭き門を突破し、今年度の最年少合格(受験時20歳)を果たしました。2年連続で現役学生から弁理士試験合格学生を輩出している知的財産学部で3人目の弁理士資格を持つ現役学部生となりました。

「高校時代は理系クラスでしたがあまり勉強もせず、バイトでお金を貯めては全国各地に気ままな一人旅をしていました」と振り返る藤原さん。弁理士については全く何も知らなかったと言います。しかし、同学部入学後に「世間ではあまり知られていないけれど産業発展を裏で支える大事な仕事」をする弁理士の存在を教えられ、「勉強すればきっと自分のためになる」と直感。すぐに資格取得を目指すサークル団体「弁理士受験会」へ入会すると、会のメンバーらの真剣さにショックを受けて忘れていた勉学意欲に火が付きました。入学前に漠然と持っていた「バイトしながら大学生活をエンジョイしよう」という甘い考えは一気に吹っ飛び、勉強漬けの日々が始まりました。「挑戦するなら一番難しいことに」という持ち前のチャレンジ精神も手伝って、授業が終わっても足が向くのは家路ではなく弁理士受験会のメンバーが待つ研究室。指導教員の五丁龍志准教授による試験対策講座や私設勉強会「知財塾」に加え、メンバー同士で知識を磨き合う自主勉強会で365日、法令集とテキストで試験勉強に明け暮れました。「受験会は学年の垣根を越えて互いに学び合う仕組みができています。昨年合格した先輩2人から勉強法や対策、勉強 時間を聞いた上で自分なりの受験計画も立てられ、本当に勉強する環境に恵まれていました」と話します。

知的財産学部には学部3年次終了で大学院に進学できる早期進学制度があります。3年前期の時点でその要件を満たした藤原さんにも声が掛かりましたが、これをあえて辞退。「将来弁理士としての幅を広げるために、大学院進学までの1年間で経営学と英語の勉強をしようと決めました。自分の可能性を試せるだけ試したいです」。現状で満足せず、飽くなき向上心がキラリと光る藤原さんは、常に「次に学ぶべきこと」を見据えています。

マーカーや付せんでびっしりの法令集とテキスト

弁理士資格を有する先輩学生が後輩たちに勉強法や対策をレクチャー

キラリ*Josho note