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2024年度のトピックス

2024年10月11日

【常翔啓光学園高】探究学習で「北村みそ本家」と甘酒シェイクを共同開発 枚方の歴史・文化の魅力を発信

常翔啓光学園高校の生徒10人が、「探究学習」の一環で、明治16(1883)年創業の老舗味噌店 北村みそ本家(大阪府枚方市)と連携し、甘酒を使ったノンアルコールシェイク「しぇしぇシェイク」を開発しました。9月2日の「啓光祭」で400個の販売目標を掲げ、430個売ることができました。

北村みそ本家が店舗を構える枚方宿(※1)は、多くの観光客で賑わう枚方を代表する観光エリアですが、その人通りは年々減少しています。枚方市に位置する同校の生徒らがこの課題解決に向き合い、枚方の誇る歴史・文化の魅力を向上させようとプロジェクトがスタート。

初めて経営者の北村さんに会った際、味噌に馴染みの薄い若者をターゲットに甘酒を使用したイチゴ味のノンアルコールシェイクを製造していると聞き、この飲料のアレンジに取り組むことにしました。「若者向けなら啓光祭で販売すれば、多くの中高生に手に取ってもらえるのではないかと考えました」と中馬康輔さん(3年)は振り返ります。

 

販売に向け、オリジナルフレーバーの開発、試作を繰り返すうち、甘酒には、酸味のあるフルーツが合うと気付き、桃やみかん、ラズベリーなどの候補の中からパイナップルを使用することに。実際に買ってくれた同級生から「飲みやすくておいしい」との感想を聞き、「苦労したかいがあった。うれしい」と梶原一真さん(同年)と米村航平さん(同年)は話します。

 

今回、魅力を発信する1つの方法としてシェイクの開発を行った10人の生徒は、高校生でもまちの活性化に貢献できることに手応えを感じています。

今後は、活動を振り返り、より枚方市の魅力を伝えられるよう新たな提案を行う予定です。

 

※1 東海道56番目の宿場町「枚方宿」

京都と大阪の中間に位置し、街道沿いに流れる淀川の舟運の中継地ともなる、水陸の交通の要衝として栄えた宿場町。現在も当時の面影を残し、宿場町の雰囲気を感じられる人気スポットとして知られる

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販売したシェイク(左がイチゴ味、右がパイナップル味)

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啓光祭で北村社長とシェイクを販売

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啓光祭の看板作成の様子