スポーツクライミングは東京オリンピックで競技種目に採択され、近年注目を集めるアーバンスポーツです。課題をいくつ登り切れたかを競う「ボルダリング」、登った高さを競う「リード」、登った速さを競う「スピード」の3種目があります。摂南大学にスポーツクライミング部が発足したのは2022年4月で、現在は指定強化団体として20人の部員が活動しています。発足当初は学外の施設で練習をしていましたが、2024年2月に寝屋川キャンパスにクライミングウォールの設置が完了し、学内での練習もより活発にできるようになりました。
部には、日本のトップ選手として活躍する経験者だけでなく、新入生勧誘時期には未経験者の募集も行っており、部員の約半数が大学からスポーツクライミングを始めた初心者です。部では、「競技経験者は国際試合に日本代表として出場し、上位入賞すること」と「未経験部員も大学生選手権で入賞すること」の2つの目標を掲げており、各部員が経験の有無に関わらず目標に向かって努力しています。
部長の抜井亮瑛さん(国際学科3年)は、創部時に入部しました。競技を始めたのは小2の時で、摂南大への進学は競技に集中できる環境が整っていたからと振り返ります。「大学で勉強をしながら、練習に集中できる環境に感謝しています。練習を重ね、年内の国内試合で安定した成績を残し、日本代表になって国際大会に出場することが目標です」と文武両道の精神で技術向上に励んでいます。
また、部員の小田穂香さん(同1年)は、個人目標は部長と同じく国際大会に出場することですが、練習の合間には未経験者へアドバイスし、「部の目標を全員で達成したい」と笑顔を見せます。「経験の有無に関わらず部員全員の士気を高められるよう、皆のために自身がサポートできることは率先して行いたい」と話してくれました。
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