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巻頭特集 常翔学園高校ラグビー部 全国3位 花園で大健闘!

FLOW No.110

常翔学園高校ラグビー部 全国3位 花園で大健闘!

第104回全国高校ラグビーフットボール大会

激しい攻防を粘り粘って勝ち進む



第104回全国高校ラグビーフットボール大会が12月27日~1月7日、東大阪市花園ラグビー場で開催され、常翔学園高は5大会ぶりの全国3位(ベスト4)に輝きました。初戦となる2回戦は圧勝。その後の3試合はいずれも激しい攻防が終盤まで続く展開で、常翔は持ち前の粘りのプレーを随所で発揮していました。



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2大会ぶり42回目の出場。一昨年11月に指導体制が一新され、OBの白木繁之監督率いる選手たちは、過去5回の優勝と、全国で3校しか成し遂げていない「花園100勝」を誇る伝統を背負い試合に臨みました。


初戦の高知中央高(高知)との2回戦は攻守に圧倒。WTB藤間悠太選手のハットトリックなど、計10人が13トライを奪い、81-14と大勝しました。


Bシード対決となった天理高(奈良)との3回戦。前半は相手の先制トライで苦しい展開が続きましたが、同29分にSH元橋直海選手がトライし、FB松井成悟選手のコンバージョンキックも決まり逆転。ロスタイムにもWTB正脇俊輔選手がトライを決めました。後半はロスタイムに自陣5メートルラインまで攻め込まれるなどピンチもありましたが、17-10と守り抜きました。スクラムからチャンスを作る場面が光り、FWが苦しい練習を重ねた成果を大舞台で開花させました。


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準々決勝の大分東明高(大分)戦は、前半2分にNO8井本章介主将のトライで先制するも、その後は相手が3トライ。7点を追う展開でスタートした後半では、同1分に井本主将のトライ、同9分に正脇選手のトライで逆転すると、相手の猛攻には体を張って対抗して24-19で逃げ切りました。


準決勝は東海大大阪仰星高(大阪第2)との大阪対決。共に主導権を握り切れない展開が続きましたが、後半中盤からは相手がトライを重ね、一時は17点差となりました。それでも後半29分にCTB立花幹太選手、ロスタイムにも元橋選手が連続でトライを決め26-29と3点差に迫りました。しかし、ここでノーサイド。惜敗はしましたが、最後まで諦めない常翔の懸命なプレーには、スタンドの学園関係者をはじめ多くのラグビーファンから大きな拍手が送られました。


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