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15  [2016.11.25 発行]

大阪工業大学
都市デザイン工学科4年
岡本 あずさ  さん

「キラリ*Josho note」のページ14は、大阪工業大学の岡本 あずささんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

全力を出した後も「まだいける」ボートに魅せられた4年間

岡本さんは男子学生が比較的目立つ大阪工大に入学し、男子部員ばかりの漕艇部に入部。卒業後は大手ゼネコン大林組で施工管理の部署に配属される予定で、建築現場の現場監督も任されます。“男の世界” に入っていくことに少しもちゅうちょがありません。「高校の時から男の子たちと活動することが楽しかったです。男っぽい性格があるかなと思います」と分析する岡本さんは、周囲の男子が気軽に協力してくれる不思議な“吸引力” の持ち主です。

男子選手ですら2000mのコースを漕ぎ終わった直後は呼吸困難にもなるボート競技。岡本さんは1 年生の時から1人で漕ぐシングルスカルを続けてきました。男子と同じ筋トレメニューをこなし、筋肉量は「身長170㎝(岡本さんは160㎝)のスポーツウーマン並み」に。「レースでこれ以上無理というほど力を出し切るのに、すぐに『まだいけたな』と思ってしまいます。ボートの魅力ですね」と話します。5月に琵琶湖であった関西の大学漕艇界の3大大会の1つ朝日レガッタには、2人乗りのダブルスカルに同期でたった1人の女子選手とペアを組み出場。関西圏の強豪校の京都大と同志社大に勝利することができました。「それまでは2人の漕力のバランスの問題で組めませんでした。最後にどうしても2人で出たかったので準決勝にまで進めたのは本当にうれしかったです」と振り返ります。大会には母が初めて応援に来てくれ、娘の活躍に号泣していたと聞いて少し親孝行ができたかなと思ったそうです。

神戸で工務店を経営していた父が小学4年の時に亡くなり、母が不動産業をしながら1歳上の兄と2人を育ててくれました。今は兄妹で建築の世界を目指していますが、建築の仕事に打ち込む父親の姿の記憶があるからだと思っています。「とにかく大きな建物を手掛けたいという思いで大林組を志望しました。結婚して子供も産み、将来は海外でも仕事をしたいです」。漕艇部で鍛えた前向き姿勢がキラリと光ります。

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