澤井準一は1878(明11)年12月、広島県に生まれた。第一高等学校を卒業後、1906(明39)年7月に京都帝国大学理工科大土木工学科を卒業した。同年大阪市に奉職し、技師として水道課に勤務。その後、柴島水源地工事監督、水道課長、水道部長を歴任、都市計画部街路改良課長などを兼務。1923(大12)年12月大阪市を退職した。
退職後は朝鮮総督府に一時勤務したが、郷里の広島に帰り水道関係会社の顧問を務めた。
関西工学専修学校創設当時は、大阪市水道部長兼都市計画部街路改良課長、都市計画大阪地方委員会委員であった。
関西工学専修学校の理事には創設当初から1926(大15)年4月まで在任。
1938(昭13)年2月死去。享年59。