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2022.09.14
学園創立100周年記念「第15回啓光祭」を開催しました。
2022年9月2日・3日の2日間、常翔啓光学園中学・高校において、第15回啓光祭を開催しました。今年は設置法人の常翔学園が創立100周年を迎えることを記念し、さまざまな記念イベントを実施。また、3年ぶりに保護者や卒業生を招いての開催となり、2日間で延べ約5000人の参加者があるなど、盛況な文化祭となりました。
3日の午前中には、東京2020オリンピックのスポーツクライミング女子銅メダリストの野口啓代氏を招いてのクライミング体験会やトークイベントを実施。体験会では、野口氏が常翔啓光クライミングウォールのリード壁を登った小学生や中学生ら一人一人に、上達のコツや今後の練習で気をつける点などを丁寧にアドバイスしました。また、同氏によるリードデモンストレーションでは、参加者らはプロの技に見入りました。
トークイベントでは、同中高のワンダーフォーゲル部の部員・卒業生や姉妹大学の摂南大スポーツクライミング部の学生から、「クライミングを始めたきっかけ」「モチベーションを維持する方法」「東京オリンピックの体験談」「食事の栄養バランスで気をつけていること」など多くの質問があり、野口氏はそれら一つ一つに丁寧に答えました。トークショーの最後には、同氏が中高生らに、「私は小学生の時にスポーツクライミングに出会いました。これだけは負けたくない、これで頑張っていきたいという強い気持ちがあったので、ここまで続けてくることができました。中高生の皆さんも、挫折して諦めたくなる時もあるかもしれませんが、自分自身を信じて貫くことが大切です。これという夢や目標を見つけて、最後まで諦めずに頑張ってください」とエールを送りました。
同日の午後には、啓光学園高校(現:常翔啓光学園高校)卒業生(2000年卒)で、テレビや映画で活躍する俳優の高橋光臣氏によるトークイベントを開催。同氏が高校時代の思い出などを語る中、同級生で同中高ラグビー部監督の川村圭希教諭も登壇。当時のラグビー部でのエピソードや裏話なども飛び出し、会場は大いに盛り上がりました。
高橋氏は、学生時代の後輩の不幸をきっかけに、今までやったことのないことに挑戦しようと役者を目指した経緯を話し、中高生らに、「中学校・高校生活は濃密な時間です。今の日常は当たり前ではないことを知ってほしい。人生は短い。1分1秒を大切にして、素敵な時間を過ごしてください」とメッセージを送りました。また、自身の経験を踏まえて中高生らに、「努力を続ける人と続けることのできない人では将来、雲泥の差が生まれます。1つのことを繰り返しやる。繰り返す回数の差は必ず出てきます。『習慣は第2の天性』です。毎日継続して、習慣になるくらい努力を積み重ねれば、勉強でもクラブ活動でも最後には必ず大きな花を咲かせることができます」と心に響くアドバイスを送りました。
このほか、学園創立100周年記念募金を活用して新設した人工芝グラウンドでのラグビー部交流試合なども行われ、参加者らは楽しい時間を過ごしました。
文化祭テーマ:
百花斉放 ~みんなの個性が花開くものをつくろう~
「百花斉放」とは、多種多様な花が一斉に咲き競う意味から、文学・芸術活動が自由活発に行われることを表す言葉です。
コロナ禍の中、一定の制限はありますが、生徒らが自由で活発に取り組み、常翔啓光学園中高が掲げる「K1GOALS」の「創造力」「発信力」「コミュニケーション力」「協楽力」が、この啓光祭を通して体得できることを願ったものです。
啓光祭の詳細はこちら
[9/2 啓光祭(1日目)]
[9/3 啓光祭(2日目)]