組 織学園本部評議員会常務理事事業策定会議大阪工業大学理事会理事長担当理事摂南大学広島国際大学監事常翔学園中学校高等学校常翔啓光学園中学校高等学校学校法人常翔学園 理事長西 村 泰 志 常翔学園は2022年10月30日、創立100周年を迎えました。学園の起源である関西工学専修学校が僅か589人の生徒からスタートし、今や3大学2中高に生徒・学生約2万5,000人を擁する一大教育グループです。学園のこの1世紀はものづくり、人づくりで社会を支え続けてきた歴史です。 その歴史は大きく5期に分けることができます。草創期(1922~34年)は大阪の近代化を支える人づくりの使命に燃えた関西工学専修学校の誕生と発展の時代でした。日中戦争から太平洋戦争終戦までの戦争期(1935~45年)は学園の教育も大きく翻弄され、教職員の戦死や校舎への空襲被害などは苦い記憶です。終戦後から日本経済の高度成長期の終焉までの激動期(1946~74年)は、新制大学の大阪工業大学の誕生で学園の新たな歴史が始まりましたが、学園紛争や公害問題で学園が揺れた時代でもありました。摂南大学開学に始まる発展期(1975~2015年)は、広島国際大学の開学、常翔啓光学園中学校・高等学校の統合も続き、学園が大きく発展しました。大阪工業大学梅田キャンパス誕生から現在に至る充実期(2016年~)は、大阪工業大学のロボティクス&デザイン工学部、摂南大学の農学部、広島国際大学の健康スポーツ学部など新しい学部が生まれ、設置各学校の教育内容が更に充実しつつあります。 歴史を記録するのは歴史から多くを学べるからです。戦争、災害、学園紛争、感染症など多くの試練を乗り越えて発展してきた常翔学園の100年史が、これからの学園の進むべき方向を誤りなく示す羅針盤になるものと確信します。2022年10月30日学園創立100周年を迎えて
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