常翔学園FLOW110号
19/24

かつゆき設置各学校令和6年度パテントコンテストで高評価「容器付きいちご収穫機」が優秀賞受賞インキュベーションラボ開所記念シンポジウムを開催生活習慣改善をテーマに最新の研究成果を紹介■法学部 ■国際学部 ■経済学部 ■経営学部 ■現代社会学部  ■理工学部 ■薬学部 ■看護学部 ■農学部■工学部 ■ロボティクス&デザイン工学部 ■情報科学部 ■知的財産学部生成AIとデジタルツインの教育最前線梅田キャンパスでエヌビディアとの包括連携が加速開学50周年記念事業「むむプ」24件のプロジェクトが進行中OVER THE LIMIT限界を超える成長がある「挑む、楽しむ。」摂南大学は2025年に開学50周年を迎えます発明した「容器付きいちご収穫機」食習慣の改善ポイントに耳を傾ける参加者らNVIDIA Omniverseの説明動画で製品について学習●特設サイトはこちらから(https://www.setsunan.ac.jp/50th/mumupu/)17FLOW|No.110|February, 2025 梅田キャンパス8階「OIT esports Digital Area」で3Dコラボレーションとシミュレーションプラットフォームである「NVIDIA Omniverse」を活用した授業が12月23日から始まりました。8月にエヌビディア合同会社(以下、NVIDIA)と締結した包括連携協定に基づく取り組みで、学生らはデジタルツインを活用した仮想空間でモノづくり工程をシミュレーションで体験し、最先端のデジタル技術を学んでいます。 また、モノづくりや高度専門技術者の育成をテーマに、NVIDIAと初の連携授業を実施しました。システムデザイン工学科の授業科目「AI・XR応用」で、12月の3日間、NVIDIAの社員による生成AIの基礎や活用事例に関わる講義の他、3D次元モデルなどを生成するAIを体験。最終日にはデジタルツインの活用と課題についてグループ議論を行い、生成AIの技術や応用などについて深く学びました。摂南大の開学50周年記念事業『「挑む、楽しむ。」プロジェクト』(愛称『むむプ』)が進行中です。特設サイトから24件のプロジェクトの目的や活動の様子を動画で見ることができます。 薬学部附属薬用植物園で収穫できるバニラを主役としたオリジナルクラフトコーラのレシピ開発に挑む「摂南バニラコーラPJ」では、学生らが大阪のスパイスミュージアムや伊勢くすり本舗などを訪問し、クラフトコーラの素材について学んでいる様子を動画で紹介。また「摂南放送PJ」では、コミュニティ放送局「FMまほろば」から、毎月地域づくりをテーマに関西各地でユニークな活動に取り組む人をゲストに迎えて、学生パーソナリティが話を聞く番組「わがまち探検隊」を放送しています。その他多彩なプロジェクトを「挑む、楽しむ」精神で展開しており、学生らの挑戦と成長を支援しています。2024年12月、「令和6年度パテントコンテスト」(文部科学省、特許庁ほか主催)で、知的財産学科3年の足達遥都さん、池上俊輝さん、石橋且行さんが発明した「容器付きいちご収穫機」が優秀賞(出願支援対象)を受賞しました。 今年度は全国から計645件の応募があり、一次・二次の事前審査と最終審査を経て30件が同賞に選ばれました。この発明は、ハサミと容器を一体化し、容器にハサミを配置することで茎を切る動作と容器に収納する動作を一度に行え、いちごの落下を防ぎます。また、切断時以外はハサミの刃を容器内部に収納できるため、誤って手を切ってしまうなどのリスクを防止します。これにより、子供から高齢者まで安全かつ簡単に収穫作業が行えます。今後、受賞者は弁理士からのアドバイスのもと特許出願をすることができ、商品化に向けた飛躍が期待されます。2月11日、「インキュベーションラボ開所記念シンポジウム〜今からでも間に合う生活習慣の改善〜」を枚方キャンパスで開催し、会場とオンライン合わせて約230人の参加がありました。生活習慣の改善をテーマにフレイル・老化予防、最新の“腸”科学、アレルギーとの付き合い方など最新の研究成果について、3人の研究者が講演を行いました。 当日は、摂南大で開発した「腸活弁当」や枚方市とのコラボ商品「すももちゃんサイダー」などを参加者に配布した他、「腸内フローラ検査サービス」を受けられる抽選会も実施しました。 インキュベーションラボは、化学系・生物系実験を行う4つの研究室と研究者が交流できる共有スペースを備えており、さまざまな社会課題の解決に向けた革新的な研究を進めます。今後、地域企業などとの連携を通じた新たな価値創造を創出する拠点となります。Information学園設置各学校の最新の取り組みをお伝えします。

元のページ  ../index.html#19

このブックを見る