常翔学園FLOW106号
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同大会の代表選考を兼ねて10月に開催された第28回近畿高等学校スポーツクライミング大会で優勝していた大川さんは「全国大会は初めてで緊張しましたが実力を発揮できました」と振り返り、吉川さんも「予選は手応えがありませんでしたが決勝では満足いく登りができました」と話します。一方で、緊張と焦りで力を出し切れなかったと話す奥野さんと時岡さんは、悔しさをにじませつつも「課題を克服し、来年は必ずリベンジを果たします」と意気込んでいます。今後の活躍に期待が高まります。決勝で対戦したのは東北福祉大です。先制点を許したものの、主将の数原稜也さん(知的財産学科4年)が「絶対に逆転する」とチームを鼓舞すると、岡本啓汰さん(情報メディア学科3年)が1点を返して同点に。その後、豊釜健佑さん(知的財産学科3年)が試合時間残り3分でゴールを決めて勝ち越し、これが決勝点になりました。同大会はコロナ禍により1年延期した2023年10月22日〜28日に中国・杭州市で開催され、近藤さんは陸上競技の男子走り幅跳び及び100m走(いずれもT63クラス)に出場。走り幅跳びでは大会新記録の6m16の大ジャンプを見せ、優勝に輝きました。吉村知事は「大会延期などでコンディションを整えるのが難しい中での金メダル獲得は本当にすごいことだと思います。大阪府の皆さんに勇気と感動を与えていただき、ありがとうございます」と述べました。「まずはパラリンピックでメダルを取りたい。僕の姿を多くの人に見てもらうことで、障がい者、健常者が何の壁もなく過ごせる世界にしていきたい」と語る近藤さん。4月からは積水化学工業で競技を続け、パリパラリンピックの出場を目指します。数原さんは「日頃からご支援くださっている皆さんのおかげで優勝できました。ありがとうございました」と満面の笑みで感謝を伝えました。※大学日本一を決定するファーストディビジョンへの出場はかなわなかったものの各地区の最終予選会に おいて上位の成績を収めた8チームがトーナメント方式で競う。13FLOW|No.106|February, 2024モルックとはフィンランドで生まれたスポーツで、数字が書かれた木製のピン12本を3〜4m離れたところから木の棒を投げて倒すものです。倒れたピンの本数や書かれた数字によって点を加算していき、先に50点ぴったりになったほうが勝ちです。優勝したのは心理学科の学生チームで、全員が4年生。卒業研究の合間を縫っての出場で、「優勝を決めた瞬間はしびれました。優勝には自分たちが一番びっくりしています」と話します。2023年11月に学長に就任した清水壽一郎学長も参加するなど、大会は大いに盛り上がりました。か ぞ かなはるほの人吉村知事(左)と談笑する近藤さん(中央)。右は久保学長優勝トロフィーを手にする部員ら左から大川さん、奥野さん、吉川さん、時岡さん大阪府広報担当副知事「もずやん」と記念撮影晴天に恵まれた大会となった表紙摂南大の近藤さん、アジアパラ金メダルを手に大阪府知事を表敬訪問昨年12月13日、陸上競技部の近藤元さん(法律学科4年)が、久保康之学長らと大阪府・吉村洋文知事を表敬訪問し、「杭州2022アジアパラ競技大会」で獲得した金メダルを手に、喜びを報告しました。常翔啓光学園高ワンゲル部、初出場の全国大会で躍進きっかわたけむね吉川武志さん(2年)、大川花愛さん(1年)、奥野結さん(同)、時岡覇帆さん(同)が、昨年12月23日、24日に埼玉県加須市で開催された「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」に大阪府代表として出場しました。リード種目のみで争われ、女子は団体3位、男子は団体5位となりました。1962年の創部史上、最高の成績です。大阪工大アイスホッケー部がインカレセカンドディビジョンで2度目の優勝大阪工大アイスホッケー部が、昨年12月15日〜17日に尼崎スポーツの森で開催された「第96回日本学生氷上競技選手権大会アイスホッケー競技会」セカンドディビジョン(※)で優勝しました。2021年の第94回大会以来2度目の優勝です。広島国際大、学長杯争奪スポーツ大会でモルック昨年12月2日、広島国際大が東広島キャンパスで学長杯争奪スポーツ大会を開催しました。同大会は毎年行われています。競技は年によって異なり、昨年は「モルック」で競いました。JOSHO TOPICS

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