常翔学園FLOW105号
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巻頭特集学園3大学で学長改選04November, 2023|No.105|FLOW広島国際大学 学長新たな舵取り役として 学生に選ばれる大学であり続けられるよう、気を引き締めて取り組んでいきます。本学には、都市部の大規模大学とは異なる強みが必要です。地域の活性化に貢献できる大学として存在感を示したい思いがあり、自治体や企業との連携を、より緊密にしていきます。開学から25年を迎え、当初の卒業生が各組織で中堅として活躍してくれています。卒業生との交流を通じて、さまざまな関係が広がるものと期待しています。広島国際大の魅力とは 学生がとても素直です。また、学生と教職員の距離が近く、家族のように温かなコミュニケーションができるのも魅力です。 教育では時代に先駆けて、医療現場で即戦力になる人材を育成する専門職連携教育(IPE)に取り組んできました。高度化、専門性が増してきた健康・医療・福祉の現場では、各専門職が連携する「チーム医療」が実施されています。本学では、専門性の高い6学部11学科がそろうからこそ、実際の現場を想定した演習に取り組むことができます。質の高い教育を学生に提供できるよう、教員間の連携を更に進めていきます。ICTとリアルを融合 チームで働く現場では、コミュニケーション力は必須です。そのためには、新型コロナウイルス禍後の教育として、対面で学ぶ機会を増やさなければと思っています。ただし、デジタル技術が社会に浸透して生活が変化する流れは避けられません。ICT(情報通信技術)とリアルを融合させた教育を推進し、デジタル時代にふさわしい数理・情報・データサイエンスのリテラシーを学ぶ機会も増やしたいと思っています。 一方、キャンパス整備では、構内に木を植えて、木陰のベンわたしの好きな学食メニューしみず・じゅいちろう ●6代学長(新任)。1992年東京医科大学医学部医学科卒。1996年同大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了。米・コロンビア大学博士研究員、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科講師、奈良県立医科大学医学部准教授などを経て2009年広島国際大学教授に。保健医療学部長、大学院医療・福祉科学研究科長を歴任。博士(医学)。埼玉県出身。57歳。2024年4月に社会学科開設 急速な人口減少や少子高齢化に伴い、街や産業の衰退など地方はさまざまな課題が深刻化しています。これらの課題解決に必要な力を育てる社会学科を2024年4月に開設します。健康・医療・福祉を中心に社会で活躍する多くの人材を輩出してきた本学だからこそ、これまでのノウハウを生かして地方創生、地域のウェルビーイング(体も心も、社会的にも満たさ創生、地域のウェルビーイング(体も心も、社会的にも満たされているという広い意味の幸福)に貢献する人材を育成できるれているという広い意味の幸福)に貢献する人材を育成できると考えています。地方ならではの特徴を生かしながら、都市部と考えています。地方ならではの特徴を生かしながら、都市部や山間部、島嶼部など多彩なフィールドを学びの場として展開や山間部、島嶼部など多彩なフィールドを学びの場として展開し、地元産業、地方自治、社会福祉に携わる人々や地域コミュし、地元産業、地方自治、社会福祉に携わる人々や地域コミュニティーとともに活気のある次世代が住みたくなる地域づくりニティーとともに活気のある次世代が住みたくなる地域づくりにつなげていきたいとにつなげていきたいと思っています。思っています。チなど学生が憩えるスペースを作りたいです。コロナで滞っていた留学生の受け入れも活発にして、国際的な雰囲気も高めたいと思っています。とうしょポークカレー(広島国際大東広島キャンパス・レストラン龍王)『カレー』が大好きなので、学食のお気に入気に入りメニューもカレーです。野菜がたくさん入っていっていて、食べやすいです。過去に夏限定の企画で週替で週替わりカレーがあり、楽しみにしていました。ぜひ、ぜひ、復活させたいと思います。このような学生、教職教職員がわくわくできるようなことも、学食だけでなくでなくさまざまな面で積極的に進めたいと考えています。ます。清水壽一郎 地域の活性化に貢献自治体や企業と緊密に連携

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