02November, 2023|No.105|FLOW大阪工業大学 学長2期目の抱負大阪工大の魅力は 本学は学生が成長できる大学です。幅広い工学分野で最先端の研究に取り組む教員がそろっています。教育・研究施設も充実しており、西日本最大級の構造実験施設「八幡工学実験場構造実験センター」では産官学が連携した研究が盛んに行われています。また、材料・デバイスの先端研究を実施する「ナノ材料マイクロデバイス研究センター」や、最新鋭の工作機械がそろう「ものづくりセンター(MONOLAB.)」もあります。 教育面では「卒業時の質保証」を大切にしており、学修成果の可視化や自律学修の促進に取り組んでいます。海外の学生と混成チームで課題に挑む「国際PBLプログラム」では、学生の創造力や多様性への理解力を伸ばしています。今後取り組みたいことは2025年4月には、情報科学部に実世界情報学科(仮称、設置構想中)を開設する予定です。SDGsの目標達成や安全な社会づくりに向け、現実世界の情報とサイバー世界のAI(人工知能)を融合させ、社会の課題を解決できる人材を育成したいと思っています。ドローン技術を実践的に学ぶことができ、産官学の共同研究拠点となることを見据えた「実証実験フィールド」も整備予定です。わたしの好きな学食メニュー積極的に取り組みたいことは大学の知名度アップです。教育力や研究力は業界から信頼され、高い就職率につながっていますが、高校生及びその保護者の方に大学名が十分知られているとは言えません。さまざまな方法で本学の魅力を発信していきます。いのうえ・すすむ ●14代学長(再任)。1982年京都大学工学部交通土木工学科卒。1984年同大学院工学研究科交通土木工学専攻修士課程修了。同大助手、講師を経て1995年大阪工業大学助教授に。2002年教授。八幡工学実験場長・構造実験センター長、工学部長・大学院工学研究科長、教務部長を歴任。博士(工学)。京都府出身。64歳。きつねうどん(大阪工大大宮キャンパス・中央食堂)新5号館を「知の拠点」に 今年7月にオープンした大宮キャンパスの新5号館では、1階のコミュニケーションゾーンに多くの学生が集っています。この学生がくつろいで議論するスペースが新たな出会いや創造の場になることを期待しています。 3階から6階の図書館には360度本に囲まれる「ブックキャニオン」があり、思いがけない本との出合いがあるでしょう。淀オン」があり、思いがけない本との出合いがあるでしょう。淀川を望む閲覧席では、ゆったりと調べものができます。5号館川を望む閲覧席では、ゆったりと調べものができます。5号館には教育センターや一般教養の教員研究室もあり、学びの中には教育センターや一般教養の教員研究室もあり、学びの中で疑問があれば気軽に質問で疑問があれば気軽に質問に行ってもらいたいです。に行ってもらいたいです。同館が、人と本、人と人同館が、人と本、人と人が交わる「知の拠点」としが交わる「知の拠点」として親しまれ、活用されるて親しまれ、活用されることを願っています。ことを願っています。 同時期に、工学部生命工学科に臨床工学技士(国家資格)の受験資格を取得できるカリキュラムを広島国際大と連携して創設します。これらは、選ばれる大学として更なる質向上を目指す「J−Vision37(常翔学園2037年長期ビジョン)」に即した取り組みです。また、梅田キャンパスにはeスポーツ施設も開設して、教育と課外活動などで学生が活用できるようにします。『うどん』が好きです。ダシがおいしく、しく、揚げ物とセットのメニューもあります。人は、 本学の学食は味自慢です。教え子の1人は、りを大学を訪ねて来た時は必ず好物のどんぶりを食べています。井上 晋教育力・研究力・就職力の積極的な広報で知名度アップ
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