19FLOW|No.105|November, 2023さと ね一昨年も同楽団員として演奏経験のある村上さんは、コロナ禍で編成人数が少なかった前回とは音の厚みや響きが桁違いだったと言い「2万人を超える観客の前での演奏は気持ちが高ぶりました」と振り返ります。常翔学園中に在学していた頃からクラリネット一筋の谷川さんは「選抜だけあって周囲はハイレベル。体の動かし方など学ぶことも多かったです」と話します。球児以外で甲子園に「出場」できたことは一生記憶に残る貴重な思い出ですと互いに笑顔を見せました。従来は試験飛行をするため岡山県やリーダーの中野雄一さん(電気電子システム工学科3年)は「製作を計画通りに進めるため、厳しい要求に応えてくれたメンバーに感謝したい」と話していました。読売テレビ「かんさい情報ネットten.」からは大阪工大チームに焦点を当てた企画コーナーの取材もあり、2年前の鳥人間コンテストを機に大阪工大ファンになったという小学生と学生の交流を描く心温まる内容で放映されました。飛行に向けて組み立てられる大阪工大の機体飛行後、井上晋学長(前列左から3人目)と記念撮影演奏した同高吹奏楽部の部員ら競技中の吉田さん(写真提供:@jumpjumpswingswing / 王■瑜)読売テレビの取材。小学生が会場まで駆け付けてくれた岐阜県に出向きましたが、今年に入り大宮キャンパス横の河川敷で運動場の杭を抜けば600mの滑走路を確保できることが分かりました。例年を大幅に上回る70回超の試験ができ、満足いく調整ができました。パイロットの体力強化にも初めて取り組み、石田嵩晴さん(機械工学科4年)が総合人間学系教室の西脇雅人准教授の指導を受け、持久力を向上させました。YouTubeで動画配信中!たかはる常翔学園高吹奏楽部の生徒が夏の甲子園に「出場」 入場行進で演奏 村上真優佳さん(3年)、谷川梨瑚さん(2年)ら14人が大阪府高校選抜吹奏楽団員として、第105回全国高校野球選手権記念大会の開会式、閉会式で入場行進曲と式典音楽を演奏しました。同楽団は大阪府下282人から選抜された122人で編成され、村上さんはピッコロを、谷川さんはクラリネットを担当しました。摂南大スポーツクライミング部の吉田さんがワールドカップで銅メダル吉田智音さん(国際学科1年)が、7月14日、15日にフランスで開催された「IFSCクライミングワールドカップ2023ブリアソン」のリード種目に出場し銅メダルを獲得しました。リードとは、高さ12m以上の壁にどこまで登ることができるかを競う種目です。吉田さんは大会2カ月前から現地に入り、海外の壁に慣れるための練習を重ねました。ホールド(登る際につかむ突起物)の間隔などが日本の壁とは異なるためです。「手を離さない限り負けることはない」と勝利への執念を実らせ、見事表彰台に上った吉田さん。次の目標は2025年の世界選手権に「リード部門で優勝することです。日本人男子初の金メダルを獲得したい」と更なる躍進に力を込めていました。大阪工大 鳥人間コンテストで3位 小学生との交流描くテレビ番組も大阪工大人力飛行機プロジェクトが読売テレビ主催「Iwataniスペシャル第45回鳥人間コンテスト2023」の人力プロペラ機部門に出場し、8566.72mの飛行で、13チーム中3位に入賞しました。滋賀県彦根市の松原水泳場特設会場で7月29、30の両日に開催されました。JOSHO TOPICS
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