常翔学園FLOW103号
12/20

11FLOW|No.103|May, 2023同学部の授業は、主に新3号館で実施されます。3号館はグラウンドの跡地を活用し、地上3階建て、延べ床面積常翔学園高のチーム「アトラクション」が発表したのは「ゼロから作る校則」です。博報堂からのテーマに対し、校則は何のためにあるのか、ブラック校則はどんなものかを丹念に調査。自分たちで決議を取ってはじめて、校則に対して「縛られる」といったイメージが払拭でき納得感を持てるのではと考え、投票による校則の策定を提案しました。テーマに対し真正面から向き合い、投票という仕組みで校則を策定していく点が評価され、生徒らは「予選を突破できるとは思っていなかったのでうれしかったです」「いろんな人の発表を見て良い刺激を受けました」と話し専門科目には基礎科目と展開科目を配当しています。基礎科目は「社会心理学」「メディア社会学」などで、1年次から専門的な分野を学ぶことができます。展開科目は「物事の全体を見わたす」「細かな現実を捉える」「視点をつなぎ、変化を生む」の3つの観点から、複眼的かつ多角的に現代社会が抱える諸問題を分析・考察するカリキュラムです。また、フィールド型アクティブ・ラーニング(FAL)科目を1〜4年次まで配当。この科目は、企業や自治体、公益法人などの連携先で、実際に現場を体験しながら課題を発見し、解決へと導くものです。空間をぜいたくに利用した広い廊下コースや専攻の設定はないため、履修条件や卒業要件の範囲内でフレキシブルな履修計画を立てることが可能です。2月25日、常翔学園高、常翔啓光学園高のチームがそれぞれ「クエストカップ2023全国大会」の最終選考に出場しました。本大会は中高生が「企業探究」「進路探究」「起業家」「社会課題探究」の4部門に分かれてプレゼンテー1万1927.56㎡で1月に竣工しました。1階には教学に関するサポートを担う教務部や全学教育機構の他、学生の自主学習やグループディスカッションなどさまざまな学習スタイルに対応できるスペースがあり、特に「ラーニングコモンズ」は1000㎡を超える広々とした空間になっています。また311教室の床は傾斜がついており、各種講演会などの会場としても利用できます。2、3階の各フロアには自習スペースや共有スペースをところどころに配置。学生が憩いの場としてくつろぐことができます。更に、大阪メトロ大日駅及びJR吹田駅行きのバス停が隣接し、乗り場までの通路には屋根があるので、雨の日でも傘を差さずに乗り降りすることが可能。広くて便利、かつ居心地の良い空間です。ます。常翔啓光学園高のチーム「レディース」は、大和ハウスが提示するテーマにSDGsを絡め、持続可能な家づくりを提案しました。森林の減少に歯止めをかけるため新たな建築資材として竹に注目。燃えやすく腐食しやすいなどの短所を加工技術で克服すれば、成長が早く、木材や鉄に引けを取らない強度を持つ竹は建築界に革命をもたらす新素材になると提案しました。実現可能性の高さや同社が持つ技術を踏まえた発表が高く評価され、3月24日には本社ビルで社員の前でも発表しました。日ごろ1つの目標に向かって他者と協働する機会が少なかったという生徒らは「今までに感じたことのない充実感がありました」と笑顔を見せました。1階のラーニングコモンズオンライン発表をする「アトラクション」のメンバー[左から福本誠さん、濱口天晴(てんせい)さん、森本蒼空(そら)さん、水谷百花さん]ションを行うもので、両高は企業探究部門に出場しました。床に傾斜がついている311教室外観(左)とバス停に続く屋根大和ハウス本社ビルで発表した「レディース」のメンバー[左から、三島未來(みく)さん、家村珈帆さん、西川未来(みき)さん、中澤小夏さん、伊藤沙耶さん、西村姫那(ひなた)さん]摂南大に「現代社会学部」が誕生、グラウンド跡地に新しい建物も4月、摂南大は新たに現代社会学部を開設しました。同学部は1学科編成で、さまざまな学問分野との結節点となり新たな知を創造する社会学を学び「社会学を基礎とした幅広い見識を有し、社会学的想像力と実践力を身につけた、現代社会が抱える諸問題の解決に貢献できる知的専門職業人」の養成を目指します。高校生チームがクエストカップ2023全国大会の最終選考に出場JOSHO TOPICS

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る