常翔学園FLOW100号
17/28

♪宇宙はひろいな大きいな地球ト交信中﹁月見﹂ならぬ︑﹁地球見﹂だんごこんにちはすごい■ 橋村政哉・広島国際大医療経営学科助教  分野=健康経営1 健康長寿社会の実現実現可能性 100% 健康経営が社会に浸透していくことで、誰しもいつまでもイキイキと働くことができ、社会交流を楽しみ、医療に困らない未来が実現するでしょう。2 健康経営甲子園の実現実現可能性 100% 高校野球で甲子園を目指すように、会社同士で健康経営の質を競い合う健康経営甲子園が開催されることで、どの会社でも健康経営があたりまえに行われている未来が実現するでしょう。■ 焼廣益秀・広島国際大医療技術学科教授(学長)  分野=医療、健康1 携帯型多機能診断装置の登場 理想的には、スタートレックに登場する医師ドクター・マッコイが使っているようなデバイスで、かざすだけで多くの検査・診断ができる。そこまでいくことはないだろうが、一台でかなりの数の病気の診断に使える携帯型の診断装置が登場すると期待する。2 VR技術やICTをフル活用した医療教育実現可能性 100% 医療現場では失敗が悲惨な結果に結びつく。VRを用いた操作・手技では、失敗をおそれずに何回でも挑戦することが可能で、さまざまな職種の人と連携して活動することも可能であることから、効率的な教育効果が得られる。50年以上も前の映画である「ミクロの決死圏」ではミクロ化した潜水艦が体内へ入って手術をしていたが、VR技術やICTを用いることで、同様のことが可能であり、体内の目には見えない領域についての理解を深めたり、実際的な知識や技術を修得することが可能となる。October, 2022|No.100|FLOW実現可能性 100%(レベルを問わなければ)常翔学園3大学福祉、介護、リハビリ宇宙、物理実現可能性 100%(レベルを問わなければ)実現可能性 50%実現可能性 100%実現可能性 100%実現可能性 60%様々な体の症状に悩まされているが、現実は「妊婦だから」「産後は育児で忙しいから」「この症状はどこの診療科(病院)を受診すればよいのかわからない」という声をとても多く聞く。また、大きなお腹で歩くことやしゃがむことが難しい妊婦さんや、お母さんの体に負担の多い赤ちゃんの抱っこをしているのを多く見かける。こられの妊産婦さんに対して、症状に関係する筋肉や関節、痛みを和らげることが理学療法により可能である。また、妊産婦さんの動き(動作)を専門的な視点で改善させることが、理学療法士は可能である。妊娠中は妊婦検診、産後は子どもの検診のタイミングで、理学療法士による体のチェックやサポートについて国を挙げて支援できるようになることが望ましい。16アンケート3 生体情報の連続記録と解析■吉川雅博・大阪工大ロボット工学科准教授  分野=福祉工学1 人の手と同等の機能を持った義手の実現■ 大窪伸太郎・広島国際大リハビリテーション学科講師  分野=工学1 シューズなど用具のダウンロードサービス 現在よりもITの進化が進み、これまでは店頭で販売されていた靴の販売が家にいながら、お客さんはデータをダウンロードして、一家に一台ある3Dプリンターで造形する時代が来る。これによって、お客さんは自宅にいながら好きなデザインの用具(シューズや服)のデータをダウンロードして入手が可能となる時代が来る。2 義肢装具のDX  (デジタルトランスフォーメーション)職人の経験や感覚に基づいて作られてきたものがデジタル技術の進化によって、3Dスキャナーや3Dプリンターなどを用いた科学的な製作手法に移行する。患者さんは病院に通院する手間の省略や納期短縮、海外からの患者さんの対応も可能となる。■ 平元奈津子・広島国際大リハビリテーション学科講師  分野=ウィメンズヘルス理学療法1 すべての妊産婦さんを理学療法士がサポート妊娠中〜産後の女性の多くは、腰痛や尿漏れなど■ 鳥居隆・大阪工大システムデザイン工学科教授  分野=理学(宇宙物理学)1 地球外知的生命体の存在確認実現可能性 86% 夜空に輝く星々には私たちのような生命は存在しません。いるとすればその近くにある惑星ですね。これまで惑星は暗くて観測されませんでした。それが最近の技術で太陽系外にある惑星の存在が明らかになり、現在では4000個以上も確認されています。こうした惑星の姿自体を直接見ることは難しいですが、100年後にはそこで暮らしている生命体同士が電波で通信するのを地球から観測できるかもしれません。この広い宇宙に、私たちはひとりぼっちではないことが明らかになるのです。2 核融合発電の実現実現可能性 92% 核融合発電では水素の原子核同士がくっついてヘリウムができ、そのときに放出されるエネルギーを利用します。これは太陽が輝いているのと同じ原理です。核融合発電の良いところは、現在の原子力発電と違って放射性核廃棄物が出ないところです。100年後の未来には地球のいろいろなところに、小さな太陽が誕生しているかもしれません。宇宙ステーションとつなぐ

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る