常翔学園FLOW96号
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新年明けましておめでとうございます。常翔学園の学生•生徒、100年の歴史を振り返ると、一貫して変わらないのは初代校長の片にしむ':)•やすし巻頭特集理事長年頭所楚'11111-記常翔100年の時を越えー保護者と教職員の皆様も穏やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。この2年間世界を揺るがした新型コロナウイルスも、ワクチン普及などで、我が国ではようやく収束への希望も見えています。世界の状況を見ると新しい変異株(オミクロン株)の感染拡大でまだまだ予断を許しませんが、皆様のご協力とご努力により、設置各学校での教育も現在は落ち着きを取り戻しています。改めて感謝申し上げます。さて今年10月30日、学園は創立100周年を迎えます。僅か589人の生徒の関西工学専修学校から始まった学園は、今や3大学2中高に生徒・学生約2万5000人を擁する一大教育グループに発展しました。今年はその学園が更に飛躍するための「新たなスタート」の年にいたします。岡安らが定めた「世のため、人のため、地域のため」の建学の精神による人づくりです。大阪の近代化を担った中堅技術者養成に始まり、今では建築・土木など工学分野だけでなく、情報、医療・医薬、生命科学、経済・経営、知財などあらゆる分野に、「現場で活躍できる専門職業人」たる人材を輩出し、その中には日本IBMの山口明夫社長など世界をリードする企業家も輩出しています。一方、社会や時代の変化に対応して変わってきたものも当然あります。私の50年以上の学園生活の中でも、コンピューターの導入、ネット社会への対応や教育のICT化、阪神・淡路大震災など大災害への対応、新型コロナのパンデミソクなど多くの変化がありました。もちろん学園の教育施設も進化し続けています。ナノ材料マイクロデバイス研究センター、八幡工学実験場・構造実験センター、OIT梅田タワーなど最先端の教育環境が整備されてきました。教育を取り巻く環境はますます厳しいものになっています。「18歳人口の激減」、「グローバル競争の激化」、「デジタル革命による社会創立から変わらぬ人づくり教育を取り巻く3つの変化学校法人常翔学園●. ●● 01 FLOW I No.96 I JANUARY, 2022 *受け継いだパイオニア精神を次の世代に理事長西村..

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