常翔学園高柔道部3年(当時2年)の谷口由莉さんが、3月19日に日本武道館(東京都千代田区)で開催された第43回全国高等学校柔道選手権大会に出場し、女子個人戦48kg級でベスト8の成績を収めました。5歳ごろから柔道を続ける谷口さんですが、全国の舞台に立つのは実は今回が初めて。順調にトーナメントを勝ち進みましたが、準々決勝は延長戦で技ありを取られ涙を飲みました。「序盤はこちらのペースでしたが、延長戦で組み手が甘くなってしまったところを突かれました。勝てたはずの試合でした」と悔しさをにじませつつも「ずっと目標にしていた全国大会に出場できたことは自信となりました。高校柔道の集大成となるインターハイ(高校総体)では優勝を狙います」と雪辱を誓います。JOSHO TOPICS谷口由莉さん 悲願の全国大会で健闘1月の近畿高等学校柔道新人大会(女子個人48kg級)でも優勝広島国際大は、高度情報化社会において活躍できる専門職業人を育成するため、またICTを適切に使用して情報収集や発信、問題発見や解決方法を提示する能力を身につけることを目的に、2021年度入学生からノートパソコン等の情報端末を必携としました。コロナ禍において、オンライン授業や電子ファイルでの教材資料の配付、レポート・課題作成、テストの実施に対応できる他、ICTを活用したアクティブラーニングや事前・事後学修を促進していきます。情報端末の必携により、ICTスキルの向上とともに、「いつでもどこでも学べる環境」が整うことで、感染症対策や災害時等、対面授業の休講を余儀なくされた場合にも備えることが可能となります。広島国際大が2021年度入学生から情報端末を必携に授業開始日に持参した情報端末の設定を行う学生ら2月13日~23日、第72回近畿高等学校ラグビーフットボール大会が開催され、常翔学園高ラグビー部が19年ぶり11度目の優勝を決めました。厳しい試合が続いた常翔フィフティーンでしたが大事な局面で競り勝てたのは、チームの新スローガン“マインドフルネス”を意識したからだと主将・山本大悟さん(3年)は言います。大阪桐蔭高との決勝戦では、雑念を振り払い「目の前の勝負に集中しようと部員を鼓舞しました」。続く3月25日~31日に開催された第22回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会では、準々決勝で大阪桐蔭高と再び対峙。2度も負けられないという相手の気迫に飲まれ、主導権を握られます。後半は持ち直すも前半の得点差が響き、勝利とはなりませんでした。山本さんは「近畿大会で優勝できたから今回もいけるかも。そんな気の緩みを突かれました」と敗因を分析。同時に「気持ちの持ち方で、優勝することもあれば命取りになることもあると痛感しました」と振り返ります。今大会で得た学びを生かし、年末年始に行われる全国大会“冬の花園”での優勝を目指す同チーム。聖地・花園での活躍に期待が高まります。常翔学園高ラグビー部 強豪ぞろいの近畿大会を制し全国大会でベスト8に“マインドフルネス”を合言葉に近畿大会を制した選手ら大阪工大と神戸大は3月18日、共同採択された科学技術振興機構(JST)の「社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型」のDemo Dayをオンラインで開催し、両大学の技術シーズを活用したベンチャー事業構想を発表しました。SCORE大学推進型は、大学の優れた技術シーズをもとにした成長ポテンシャルの高い大学発ベンチャーの創出促進を目的としており、大学の主に産学連携部門が研究開発課題の募集や選考、起業活動支援プログラムの運営を支援します。当日は両大学から計7チームがコンセプトや中核技術、事業計画などを発表。大阪工大からは、社長候補の宮田祈さん(電子情報通信工学科4年)が、皆川健多郎教授(データサイエンス学科)と熊本和夫准教授(電子情報システム工学科)の技術シーズや知見を活用した「農業生産現場における経営改善のためのIoTデバイス、シミュレーターの開発」について事業構想を発表しました。これは日本の農業生産性の大幅な向上を目指した事業で、ものづくり現場の工程改善に関する同大の研究実績とIoT技術を組み合わせた“スマート農業”で農業界のリーディングカンパニーを目指します。JST採択事業で、技術シーズをもとにしたベンチャー事業構想を発表構想を発表する宮田さん09FLOW | No.93 | May, 2021いのりゆう り常翔学園高柔道部3年(当時2年)の谷口由莉さんが、3月19日に日本武道館(東京都千代田区)で開催された第43回全国高等学校柔道選手権大会に出場し、女子個人戦48kg級でベスト8の成績を収めました。5歳ごろから柔道を続ける谷口さんですが、全国の舞台に立つのは実は今回が初めて。順調にトーナメントを勝ち進みましたが、準々決勝は延長戦で技ありを取られ涙を飲みました。「序盤はこちらのペースでしたが、延長戦で組み手が甘くなってしまったところを突かれました。勝てたはずの試合でした」と悔しさをにじませつつも「ずっと目標にしていた全国大会に出場できたことは自信となりました。高校柔道の集大成となるインターハイ(高校総体)では優勝を狙います」と雪辱を誓います。JOSHO TOPICS谷口由莉さん 悲願の全国大会で健闘1月の近畿高等学校柔道新人大会(女子個人48kg級)でも優勝広島国際大は、高度情報化社会において活躍できる専門職業人を育成するため、またICTを適切に使用して情報収集や発信、問題発見や解決方法を提示する能力を身につけることを目的に、2021年度入学生からノートパソコン等の情報端末を必携としました。コロナ禍において、オンライン授業や電子ファイルでの教材資料の配付、レポート・課題作成、テストの実施に対応できる他、ICTを活用したアクティブラーニングや事前・事後学修を促進していきます。情報端末の必携により、ICTスキルの向上とともに、「いつでもどこでも学べる環境」が整うことで、感染症対策や災害時等、対面授業の休講を余儀なくされた場合にも備えることが可能となります。広島国際大が2021年度入学生から情報端末を必携に授業開始日に持参した情報端末の設定を行う学生ら2月13日~23日、第72回近畿高等学校ラグビーフットボール大会が開催され、常翔学園高ラグビー部が19年ぶり11度目の優勝を決めました。厳しい試合が続いた常翔フィフティーンでしたが大事な局面で競り勝てたのは、チームの新スローガン“マインドフルネス”を意識したからだと主将・山本大悟さん(3年)は言います。大阪桐蔭高との決勝戦では、雑念を振り払い「目の前の勝負に集中しようと部員を鼓舞しました」。続く3月25日~31日に開催された第22回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会では、準々決勝で大阪桐蔭高と再び対峙。2度も負けられないという相手の気迫に飲まれ、主導権を握られます。後半は持ち直すも前半の得点差が響き、勝利とはなりませんでした。山本さんは「近畿大会で優勝できたから今回もいけるかも。そんな気の緩みを突かれました」と敗因を分析。同時に「気持ちの持ち方で、優勝することもあれば命取りになることもあると痛感しました」と振り返ります。今大会で得た学びを生かし、年末年始に行われる全国大会“冬の花園”での優勝を目指す同チーム。聖地・花園での活躍に期待が高まります。常翔学園高ラグビー部 強豪ぞろいの近畿大会を制し全国大会でベスト8に“マインドフルネス”を合言葉に近畿大会を制した選手ら大阪工大と神戸大は3月18日、共同採択された科学技術振興機構(JST)の「社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型」のDemo Dayをオンラインで開催し、両大学の技術シーズを活用したベンチャー事業構想を発表しました。SCORE大学推進型は、大学の優れた技術シーズをもとにした成長ポテンシャルの高い大学発ベンチャーの創出促進を目的としており、大学の主に産学連携部門が研究開発課題の募集や選考、起業活動支援プログラムの運営を支援します。当日は両大学から計7チームがコンセプトや中核技術、事業計画などを発表。大阪工大からは、社長候補の宮田祈さん(電子情報通信工学科4年)が、皆川健多郎教授(データサイエンス学科)と熊本和夫准教授(電子情報システム工学科)の技術シーズや知見を活用した「農業生産現場における経営改善のためのIoTデバイス、シミュレーターの開発」について事業構想を発表しました。これは日本の農業生産性の大幅な向上を目指した事業で、ものづくり現場の工程改善に関する同大の研究実績とIoT技術を組み合わせた“スマート農業”で農業界のリーディングカンパニーを目指します。JST採択事業で、技術シーズをもとにしたベンチャー事業構想を発表構想を発表する宮田さん09FLOW | No.93 | May, 2021いのりゆう り
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