常翔学園FLOW91号
14/16

GAKUEN NEWS学園のコロナ禍に対する修学支援13FLOW | No.91 | January, 2021学園ならびに設置各学校では、コロナ禍による経済的困窮を理由に除籍・退学者を1人も出さない覚悟で、公的な支援とは別に学園独自の修学支援を実施しています。また、学びを継続させるため、オンライン授業などに対応する環境整備を進めています。本学園への恒常的なご支援を賜りますようお願いいたします。総額3億円の修学環境整備2020年度の新入生を迎える時期に、全世界がいまだ経験したことのないパンデミックに襲われ、新型コロナウイルス感染症の終息の兆しが見えない中、3大学の前期授業をオンライン主体で実施しました。学園は設置各学校の授業が円滑に実施できるよう、リアルタイム配信機器・ノートパソコン・Wi-fiルーター・ウェブカメラの購入、サーバー・インターネット回線の拡張、Zoomの法人ライセンス契約などを行うとともに、中学・高校では、全教室に空気清浄機を設置するなど、総額3億円の環境整備を進めています。全学生・生徒に緊急学修支援金を給付オンライン授業を余儀なくされた学生・生徒のネット環境整備費用などとして、約2万3千人の在学生・在校生に対し、学生は一律5万円、生徒は一律3万円の総額約11億円の「緊急学修支援金」を支給しました(休学者を除く)。また、3大学では前期学費納入猶予期限を延長するなどの支援も実施しました。コロナ対策学生・生徒支援募金現在、経済状況の悪化による学費支弁者の収入減や学生のアルバイト雇用の悪化などで経済的に困窮し、修学の継続が困難な学生・生徒の更なる経済的支援策として、総額1億円を目標に「コロナ対策学生・生徒支援募金」を創設し、教職員、卒業生をはじめとして、本学園と関係する多くの皆様方にご支援・ご賛同を賜りながら広く募金活動を推進しています。学びを継続し、除籍・退学者を1人も出さないためにウェブカメラやUSBマイクなどでオンライン授業を収録(大阪工大)職員から貸し出し用のノートパソコンセットを受け取る学生(摂南大)情報演習室に設置したウェブカメラを利用してオンライン授業を受講する学生(広島国際大)リアルタイム配信機器でオンライン授業を実施(大阪工大)全教室と図書館などに空気清浄機を設置(常翔学園中高)教科書や教材、課題の郵送準備を行う教員ら(常翔啓光学園中高) 例年入学宣誓式を大阪城ホールで行っている摂南大では、2017年から在学生有志が集まり、新入生を歓迎する各種企画を実施していますが、今年度はコロナ禍で中止に。「会えない状況だからこそ、歓迎の気持ちを伝えたい」と5月から順次メッセージ動画などの配信を行いました。 8月5日に配信した「新入生歓迎動画」には、全学部の学生と教員が新入生へのメッセージをつないだタスキリレーやダンスサークルPEP JOY CREWによるダンス、ラグビー部のハカなどを収録。今後の大学生活を前向きに過ごしてほしいというエールを込めました。摂南大学ようこそ摂南大へ!今、みんなでひとつになろう! 常翔学園中高では休校期間中の5月7日、登校できずに学習面や部活動などについて、心配な日々を送る生徒らに向けて、「教職員からの応援メッセージ」動画を配信しました。 「今、みんなでひとつになろう!」をテーマに、北尾元一校長ら教職員が、「各自が何をすべきかを考え力を合わせて行動すれば、きっと乗り越えられる」と呼びかけました。映像には、「皆さんに会える日を心待ちにしています」と笑顔で手を振る教職員らの姿があり、生徒らを励ます温かい気持ちがあふれていました。常翔学園中学・高校オンラインで伝えた歓迎・応援メッセージ

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る