常翔学園 FLOW No.85
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GAKUEN NEWS■ 顧問■ 新採用者紹介 学園は寄附行為に基づき、2019年6月25日開催の理事会で近江勉氏、里村裕氏を、7月23日開催の理事会で越前屋棟氏を顧問に再任しました。なお、任期は近江氏、里村氏が2019年7月20日~2020年7月19日、越前屋氏が2019年8月1日~2020年7月31日。 学園は7月8日付で事務系職員を迎えました。眞田 裕之 さなだ・ひろゆき嘱託職員(事務職員)■事務系職員所属:施設部施設課「豊かなくらし 心と体の健康を考えるシンポジウム」を開催しました摂南大PBLプロジェクトの学生が企画し、酒造会社八木酒造(奈良市)と協働で開発した酒「初瀬姫」が、寝屋川市内の酒店などで9月に発売される予定です。この酒は、1月25日に開催された「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト2018」でグランプリを受賞。女性にも飲みやすい新感覚の酒をコンセプトに開発したもので、商品名は同市のマスコット・キャラクター「はちかづきちゃん」のモデルとなった民話「鉢かづき姫」の主人公の名前に因んでいます。使用した材料は、同市の特産品のサツマイモと同大が連携協定を結ぶ和歌山県由良町の特産品のみかん。度重なる試作を経て、芋焼酎の芳醇な甘みを残しつつ、みかんの爽やかな香りを生かした酒が完成しました。また、ラベルのデザインも摂南大生が考案。学生のこだわりが詰まった商品となりました。開発に携わった丸井徹哉さん(生命科学科4年)は「このお酒が寝屋川や由良について知ってもらうきっかけになれば」と思いを話します。完成した「初瀬姫」試作を行う学生ら。香りも入念に確認広島国際大は6月1日、「豊かなくらし 心と体の健康を考えるシンポジウム」を東広島キャンパス講堂で開催し、地域住民ら約2000人が参加しました。第1部のパネルディスカッションは、2020年4月開設予定の健康スポーツ学部(設置認可申請中)と健康科学部に就任予定の教員5人が「しあわせと健康について考える」をテーマにスポーツ学、福祉学、心理学、経営学、栄養学の各専門分野からアプローチした健康に関する講演を行いました。第2部は、新井貴浩氏(野球解説者・元広島東洋カープ選手)をゲストに迎え、「あきらめない心」をテーマにトークショーを実施。現役時代のエピソードや復帰時の裏話なども飛び出し、会場は大いに沸きました。このほか健康イベントも同時開催。健康・予防に関する体験ブース「ミニ健康フェア」では、学生と教員が来談者に骨密度・筋肉量の測定や頸動脈エコー検査、聞こえのトレーニングなどを行いました。同大では今後も地域住民に寄り添い、心身の健康についてともに考える機会を提供していきます。「100年後に残したい新聞記事」を考える常翔啓光学園中では、1年生を対象に新聞を学校の授業の教材として活用するNIE(新聞活用学習)を実施。日本新聞協会から2019年度のNIE実践指定校として、大阪府内24校の1校に選ばれています。生徒は、4月に産経新聞記者から新聞の読み方や構成などについて教わり、6月からは実際に掲載された記事から「100年後に残したい新聞記事」について「調べ学習」をスタートさせました。今後は調査内容を模造紙にまとめ、8月の啓光祭で発表。生徒らは学んだ知識を生かし、魅力ある記事の作成と発表に向けて準備を進めています。グループで調べ学習を進めるパネルディスカッションに登壇する教員らはつ せ ひめサツマイモとみかんピールの酒「初瀬姫」が9月に発売予定20August, 2019 | No.85 | FLOW近江 勉(おうみ・つとむ)〈前〉●大阪経済大学経営学部経営学科卒。中央大学法学部卒。66年4月学園事務職員。経営企画室長、大阪工業大学学長室長などを経て、10年10月から13年3月常翔啓光学園理事長。02年5月から08年6月評議員。08年7月から18年7月理事。同年7月顧問。里村 裕(さとむら・ゆたか)〈前〉●大阪大学大学院工学研究科博士課程修了。88年4月大阪工業大学工学部助教授。97年4月教授。11年4月から16年3月常翔啓光学園中学校・高等学校校長。13年4月から16年7月評議員。14年7月から18年7月理事。同年7月顧問。大阪工業大学名誉教授。工学博士。越前屋 棟(えちぜんや・むね〈前〉●大阪工業大学高等学校土木科卒。越前屋工業所専務取締役などを務める。85年6月から94年6月評議員、91年6月から94年6月同議長。94年7月から97年7月監事。08年6月から14年6月評議員、08年7月から16年7月理事。同年8月顧問。玉巻 私は「マイクに頼らないで」と教えられました。マイクに届く声量、ではなくスタジオの一番後ろにいる人にも届く声量を意識しています。声が出にくいなと思った日は、その場でも体をほぐすようにしています。古川 下読みの時点で本番の声で読むようにします。それだけでなくハミングでのどを温める方法も習いました。本番中に自分の出番まで声が出せない時もありますが、周囲に気付かれないようにハミングで準備することもあります。家族の意外な感想が参考に古川 お二人は将来どんな道に進みたいのですか?中辻 声を出す仕事にも興味はありますが、番組やドラマを制作するようなことをしたいです。いずれにしてもメディアの分野に進みたいです。北村 私は話す方ではなく、ドラマの編集などに興味があります。編集では放送部員のなかで意見がぶつかることもよくあります。お二人は番組編集の人と意見交換するようなことはありますか?玉巻 直接のやりとりはあまりないですが、「『ここでしゃべったら編集しにくい』と思われるかもしれない」などと、できるだけ編集を意識しながらロケをします。実際に編集された放送を見ると、自分では良いと思ったところが使われていないこともあるので、放送を見て勉強します。古川 私は毎日放送に入社する前の2年ほどフリーで仕事をしていて、自分で企画して原稿も書き、カメラマンを連れて行ってディレクターのような指示もし、ナレーションもしていました。その経験のお陰でディレクターの思いを何となく想像できるので、実際のインタビューなどでその経験がプラスになっています。玉巻 私は「こんな話が欲しかった」と後から言われないように現場ではできるだけ取材漏れや撮影漏れのないように意識します。古川 番組への客観的な意見としては家族の素直な感想が結構参考になります。母は素人ですが、素人だからこそ意外なことを言われ、気付かされることがあります。刺激に満ち、同じ1日がない仕事中辻 アナウンサーをやっていて良かったなと思うことと難しいなと思うことは何ですか?古川 本当に多くの人に自分のやっていることを見てもらえるのが大きな喜びであると同時に、恐ろしいところです。読み間違いがあっという間にインターネットで広まることもある時代です。恥ずかしさも何百倍になることや批判を受ける覚悟は必要です。でも自分の子供たちに自分の姿を見せられるというのはうれしいですね。玉巻 毎日が刺激に満ちて楽しいです。同じ1日がありません。この仕事をしていなかったら出会えなかった人に出会えたり、行けなかった所に行けます。中辻・北村 本当にいろいろと教えていただきありがとうございました。中辻さん:私たちの足りない点をどうすれば乗り越えられるか、「プロの目線」を感じられてとても有意義な時間になりました。 北村さん:家族などの目線が必要というのは私たちにない発想でした。放送部がすぐ実践できることをたくさん教わったので早速部員みんなに伝えます。インタビューを終えてふるかわ・けいこ 1993年毎日放送入社。担当番組は「医のココロ」(土)、「ちちんぷいぷい」(木)、「子守康範 朝からてんコモリ!」(月・火)など。趣味は宝塚歌劇鑑賞。元今宮戎ミス福娘。JALのグランドスタッフとして伊丹空港で勤務の経験も。神戸女学院大学卒。大阪府出身。たままき・えいみ 2015年毎日放送入社。担当番組は「プレバト!」(木)、「NEWSミント!」(木・金)。転勤族の家庭で、大阪、奈良、東京、香港、ニューヨーク、ボストンに住んだ経験あり。趣味はミュージカル鑑賞、ゴルフ、サックス。早稲田大学卒。大阪府出身。左から玉巻さん、北村さん、中辻さん、古川さん(毎日放送のスタジオで)08August, 2019 | No.85 | FLOW

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