常翔学園 FLOW No.84
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 元号が平成から改まり、フレッシュな“令和”時代の新入生5943人が常翔学園設置各学校で希望に満ちた一歩を踏み出しました。2022年に常翔学園は創立100周年を迎えますが、その時、今の大学1年生は4年生。在学中に学園創立100周年を迎えることになる初めての新入生たちです。 学園の歴史の大きな節目に向かって歩み始めた「Josho Centennial(常翔100周年)世代」の100人の顔を入学(宣誓)式で集めました。02May, 2019 | No.84 | FLOW硬式野球部常翔学園高等学校先輩から継承した伝統、「文武両道」を胸に全員で白球を追い掛ける夏 部活動も学業も全力投球の硬式野球部。夏の全国高等学校野球選手権大阪大会ではベスト8入りを目指します。主将の今西皓紀さん(3年)、副主将の吉原有亮さん(同)、監督の宮下裕治教諭に同部の活動について伺いました。YouTubeで動画配信中!VIVID CLUB主将の今西さん―普段の活動について教えてください。今西/部員は3年生が14人、2年生が8人の22人で、マネジャーが3人います。新入生を合わせると今年は約40人になる見込みです。吉原/基本的に、月曜日から土曜日が練習、日曜日が試合というスケジュールです。所属コースによって授業終了時刻が異なるので、全員そろっての練習時間は限られています。そのため効率的な練習をするよう心掛けています。今西/練習メニューは3年生で決めています。攻守の偏りが出ないよう、バランスを考慮した内容です。また、夏に向けての体力づくりの観点から、走り込みやウエイトトレーニングなどにも力を注いでいます。―部の特長や雰囲気を教えてください。今西/先輩と後輩の仲が良いところが特長ですね。あいさつなど礼儀作法は守りつつも練習中は学年に関係なく意見を述べ合う関係性ができています。吉原/卒業生が僕たちの試合を応援しに来てくれることもありますね。今西/先輩たちからは「文武両道」のモットーを受け継いでいます。野球を理由に学業を疎かにしないよう、どんなに練習で疲れていても自宅で勉強する時間を確保するようにしています。宮下/硬式野球部では、国公立大学へ現役合格を果たす部員もいます。そんな先輩たちの姿を見ていることもあってか、生徒たちは野球と学業の両立に一生懸命取り組んでいます。この伝統を代々守り続けたいですね。―野球の魅力はどんなところにありま すか?今西/他のスポーツに比べ、攻守交代が明快なところが魅力だと思います。守備で失敗しても次の攻撃で得点につながるプレーができればミスを返上できます。吉原/みんなで助け合えるところが魅力ですね。以前、試合の大事な場面で簡単なフライを落としてしまいピンチを招いたことがあります。しかしその後ピッチャーが投げ勝ってくれ、僕のミスをフォローしてくれました。―今後の目標を教えてください。今西/主将として、チームを夏の選手権大阪大会でベスト8入りに導くことです。個人としては、大会でヒットを打って勝利に貢献したいです。吉原/夏の大会が僕たちにとって最後の試合となります。試合終了後「やりきった」と自分が満足できるようなプレーができればと思っています。宮下/試合に勝つことはもちろん大切ですが、生徒たちには野球を通じて、人間力を養ってほしいと思います。周囲への感謝を忘れず人とのつながり中で成長し、社会で通用する人材を育成したいと考えています。副主将の吉原さん監督の宮下教諭22May, 2019 | No.84 | FLOW

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