常翔学園 FLOW No.84
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 大阪工大硬式野球部が、近畿学生野球2019春季Ⅰ部リーグで66年(131季)ぶりに優勝を果たし、第68回全日本大学野球選手権大会に出場します。 同部は1950年に創部し、これまで優勝は創部3年目の1度だけ。Ⅲ部リーグに所属した低迷の時期もありましたが、雨天練習場を併設した「OITスタジアム」の完成など練習環境の充実で、2014年Ⅱ部で優勝し、Ⅰ部への復帰を果たしました。 今季は、シーズン前に全部員127人が参加した合宿で一体感を高めたり、勝率8割を目標にした20試合を超える練習試合を組むなど、勝ちにこだわる姿勢を身につけてリーグ戦に臨みました。その結果は9勝4敗。うち6試合が逆転勝ちという粘りの野球で優勝を手繰り寄せました。 主将の田中浩平さん(知的財産学科4年)は、「自分たちの野球をすれば必ず勝てると思っていました。優勝できて本当に嬉しい。大学選手権では今までやってきたことを信じて戦いたい」と健闘を誓いました。2014年秋季からチームを指揮する田中恵三監督(学園職員・大阪工大学生部)は、「これまで応援してくださった方々に恩返しができました。今季は選手主体でチームを作り“勝負強さ”をスローガンに戦いました」とシーズンを振り返りました。初戦は、6月10日午前9時、東京ドームで東京新大学野球連盟代表と対戦します。 2019年度から大阪工大ロボティクス&デザイン工学部で新しい学び「ものづくりデザイン思考実践演習Ⅰ」がスタートしました。この科目は3年次前期に開講される科目で、1・2年次で学んだデザイン思考と基礎知識・技術をベースに、実社会の課題解決を目指す授業です。学生は、グローバルや産学連携などの19プログラムの中から1つのプログラムを選択。前半の第1クォーターでの事前学習を経たのち、後半の第2クォーターでは現場で実践学修に取り組みます。後半の第2クォーターに開講される専門科目は同演習以外ないため、学生はおよそ3カ月間1つの学びに専念することになります。海外実習(海外協定校とのプロジェクトほか)や地域連携、産学連携の取り組みなど、多様な経験ができる新たな学びのスタイル。卒業研究や将来の進路にどのように生かされるか、学生たちの今後に期待が寄せられます。大阪工大ロボティクス & デザイン工学部に新しい学びがスタート学部の仲間と課題解決に取り組む学生ニューヨークにある企業を訪問した生徒ら 常翔学園中高と常翔啓光学園中高は3月12日~18日(5泊7日)、オリジナルの合同プログラム「グローバルチャレンジプログラムin NY」を初開講し、10人の生徒がニューヨークのマンハッタンでフィールドワークを行いました。本プログラムは、現地のグローバル企業や国連、大学などを訪問し、現地で活躍する日本人にインタビューを行い、将来海外の大学に留学したり、海外で働くことへの理解や関心を高めることを目的としています。 4月20日の報告会で生徒らは、「いろいろな言語が飛び交うことに驚くと同時に、英語は母国語が異なる人たちが意思疎通を図るためのツールであることを感じました」「グローバル社会とは、文化や風習、価値観の違いを受け入れ、互いに尊重し共存していく社会であり、将来自分が橋渡し役となって国と国とのつながりを強くする役割を果たしたい」と研修を振り返りました。グローバルチャレンジプログラムin NYを2中高で初開講大阪工大硬式野球部 66年ぶりリーグ優勝。初の大学選手権へ!優勝を決め、歓喜する選手ら14May, 2019 | No.84 | FLOW

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