常翔学園　FLOW　No.84

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11FLOW | No.84 | May, 2019　世界最高峰エベレスト（ネパール語では「サガルマータ」）を含むヒマラヤ山脈と中央部の丘陵地帯、南部の平原から成る連邦共和制国家。主たる産業は農林業だが、ヒマラヤ登山などの観光業も盛ん。首都はカトマンズ。人口は約２９３０万人。面積は北海道の約１.８倍の約１４.７万㎢。国民の８割がヒンドゥー教徒、１割が仏教徒。２００８年に王制が廃止された。外交は非同盟中立だが、隣国のインドと中国との関係が深い。世界で唯一矩形（長方形）でない国旗を持つ。ネパール連邦民主共和国アディテア・プラダンさんAditya PRADHAN多民族が共生ヒマラヤの雄大な景色お国自慢日本の耐震建築を学びネパール大地震からの母国の復興の力に　　常翔学園の設置学校で学ぶ留学生を紹介する「ＧＬＯＢＡＬ　ＶＯＩＣＥ」。第５回は大阪工大にネパールから留学中のアディテア・プラダンさんです。２０１５年４月25日に発生したＭ７.８のネパール大地震では９０００人近くが亡くなり、歴史的建造物を含む多くの家屋が倒壊しました。この被害を目の当たりにし、耐震建築を学んで母国の復興に役立ちたいと日本留学を決めました。アディテアさんに母国の生活や日本の建築の魅力などについて聞きました。　１９９７年兵庫県伊丹市生まれ。２００１年、４歳で両親の母国ネパールへ。高校卒業後の２０１６年に留学のため来日。大阪市内の日本語学校に２年間通い、大阪工業大学建築学科に入学。父も同大学・大学院で建築を学び、カトマンズで建築事務所を経営。母も日本の大学で経済学を学んだ。同じように建築を専攻する兄はオーストラリアに留学中。ヒンドゥー教徒。愛称はネパールでも日本でも「アディ」。大阪工業大学建築学科２年　ネパールは１００以上もの民族からなる多民族国家です。私の一族はカトマンズ周辺に多いネワール族で、各分野で活躍していますが、特に建築技術に優れ歴史的な寺院や王宮の建築に携わってきました。ネパールで一番自慢に思うのは、これだけの多民族が対立することなく仲良く共生してきた文化です。中学や高校でもクラスの中の友だちにはさまざまな民族の出身者がいました。　ネパール観光のお勧めはもちろん雄大なヒマラヤ山脈の景色です。ネパール第２の都市ポカラはアンナプルナをはじめとした７０００～８０００ｍ級の雪を頂く山々が一望できる絶好の観光ポイントです。特にそこから見えるマチャプチャレという山が有名で、神聖な山として登山は禁止されています。「魚の尾」という意味で、その特徴的な形を表し、「ネパールのマッターホルン」とも称されます。ナガルコートから見えるヒマラヤ山脈SRILANKAAFGHANISTANPAKISTANCHINAMYANMARBANGLADESHBHUTANNEPALDiuGoaJammu and KashmirHimachalPradeshChandigarhPunjabHaryanaRajasthanGujaratMadhya PradeshOrissaAndhraPradeshMaharashtraDamanDadra and Nagar HaveliKeralaTamil NaduKarnatakaMeghalavaAssamArunachalPradeshNagalandManipurMizeramTripuraDelhiSrinagarJammuAmritsarSimlaChandigarhAgraJaipurAhmadabadNagpurBarodaCuttackBhubaneswarPuriHyderabadMormugaoMangaloreBangalorePondicherryCuddaloreCalicutMaduraiTrivandrumShillongItanagarLedoImphalAgartalaAjalLehVeravalKavaratti IslandNew DelhiKandlaGandhinagarBhopalRaipurBombayPoonaVishakhapatnamPanajiGuntakalMadrasDispurKohimaArabian Sea中華人民共和国インドバングラデシュブータンカトマンズ11FLOW | No.84 | May, 2019　世界最高峰エベレスト（ネパール語では「サガルマータ」）を含むヒマラヤ山脈と中央部の丘陵地帯、南部の平原から成る連邦共和制国家。主たる産業は農林業だが、ヒマラヤ登山などの観光業も盛ん。首都はカトマンズ。人口は約２９３０万人。面積は北海道の約１.８倍の約１４.７万㎢。国民の８割がヒンドゥー教徒、１割が仏教徒。２００８年に王制が廃止された。外交は非同盟中立だが、隣国のインドと中国との関係が深い。世界で唯一矩形（長方形）でない国旗を持つ。ネパール連邦民主共和国アディテア・プラダンさんAditya PRADHAN多民族が共生ヒマラヤの雄大な景色お国自慢日本の耐震建築を学びネパール大地震からの母国の復興の力に　　常翔学園の設置学校で学ぶ留学生を紹介する「ＧＬＯＢＡＬ　ＶＯＩＣＥ」。第５回は大阪工大にネパールから留学中のアディテア・プラダンさんです。２０１５年４月25日に発生したＭ７.８のネパール大地震では９０００人近くが亡くなり、歴史的建造物を含む多くの家屋が倒壊しました。この被害を目の当たりにし、耐震建築を学んで母国の復興に役立ちたいと日本留学を決めました。アディテアさんに母国の生活や日本の建築の魅力などについて聞きました。　１９９７年兵庫県伊丹市生まれ。２００１年、４歳で両親の母国ネパールへ。高校卒業後の２０１６年に留学のため来日。大阪市内の日本語学校に２年間通い、大阪工業大学建築学科に入学。父も同大学・大学院で建築を学び、カトマンズで建築事務所を経営。母も日本の大学で経済学を学んだ。同じように建築を専攻する兄はオーストラリアに留学中。ヒンドゥー教徒。愛称はネパールでも日本でも「アディ」。大阪工業大学建築学科２年　世界最高峰エベレスト（ネパール語では「サガルマータ」）を含むヒマラヤ山脈と中央部の丘陵地帯、南部の平原から成る連邦共和制国家。主たる産業は農林業だが、ヒマラヤ登山などの観光業も盛ん。首都はカトマンズ。人口は約２９３０万人。面積は北海道の約１.８倍の約１４.７万㎢。国民の８割がヒンドゥー教徒、１割が仏教徒。２００８年に王制が廃止された。外交は非同盟中立だが、隣国のインドと中国との関係が深い。世界で唯一矩形（長方形）でない国旗を持つ。ネパール連邦民主共和国ヒマラヤの雄大な景色日本の耐震建築を学び　ネパールは１００以上もの民族からなる多民族国家です。私の一族はカトマンズ周辺に多いネワール族で、各分野で活躍していますが、特に建築技術に優れ歴史的な寺院や王宮の建築に携わってきました。ネパールで一番自慢に思うのは、これだけの多民族が対立することなく仲良く共生してきた文化です。中学や高校でもクラスの中の友だちにはさまざまな民族の出身者がいました。　ネパール観光のお勧めはもちろん雄大なヒマラヤ山脈の景色です。ネパール第２の都市ポカラはアンナプルナをはじめとした７０００～８０００ｍ級の雪を頂く山々が一望できる絶好の観光ポイントです。特にそこから見えるマチャプチャレという山が有名で、神聖な山として登山は禁止されています。「魚の尾」という意味で、その特徴的な形を表し、「ネパールのマッターホルン」とも称されます。ナガルコートから見えるヒマラヤ山脈SRILANKAAFGHANISTANPAKISTANCHINAMYANMARBANGLADESHBHUTANNEPALDiuGoaJammu and KashmirHimachalPradeshChandigarhPunjabHaryanaRajasthanGujaratMadhya PradeshOrissaAndhraPradeshMaharashtraDamanDadra and Nagar HaveliKeralaTamil NaduKarnatakaMeghalavaAssamArunachalPradeshNagalandManipurMizeramTripuraDelhiSrinagarJammuAmritsarSimlaChandigarhAgraJaipurAhmadabadNagpurBarodaCuttackBhubaneswarPuriHyderabadMormugaoMangaloreBangalorePondicherryCuddaloreCalicutMaduraiTrivandrumShillongItanagarLedoImphalAgartalaAjalLehVeravalKavaratti IslandNew DelhiKandlaGandhinagarBhopalRaipurBombayPoonaVishakhapatnamPanajiGuntakalMadrasDispurKohimaArabian Sea中華人民共和国インドバングラデシュブータンカトマンズ