JOSHO TOPICS 常翔学園高ラグビー部が東大阪市花園ラグビー場で開催された「第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会」に出場し、ベスト8に輝きました。 Bシードの同高は昨年12月30日の2回戦から出場。大阪府予選で前回王者の東海大付属大阪仰星高を破った勢いは全国の舞台でも衰えず、桐生第一高(群馬)をノートライに抑え67-0で快勝しました。続く1月1日の3回戦でも黒沢尻工業高(岩手)を50-28と突き放し、1月3日の準々決勝で流通経済大付属柏高(千葉)と対戦。テンポの良い攻撃で相手を翻弄しましたが、後半で失速し14-19で惜しくも逆転負けを喫しました。 校名変更前の大阪工大高時代、昭和最後の第68回大会で日本一となった同部としては、平成の最後も優勝で飾りたいという熱い思いがあっただけに、梁本旺義主将(3年)は「僕たちの代はベスト8で終わってしまいましたが、後輩たちは更に活躍してほしいです」と涙ながらに語りました。野上友一監督は「3年生が全国レベルの伝統を復活させ、次の代につないでくれました」と選手らの健闘を称えました。年号が変わっても同部の躍進は続きます。ラグビー部が全国大会で躍進 伝統復活で花園ベスト8学生らのプランが寝屋川市のビジネスコンテストでグランプリを受賞笠原・中野ペアがスポーツクライミングの全国大会で団体3位に相手チームの激しいタックルにもひるまずボールをつないだ常翔学園高常翔啓光クライミングウォールを登る中野さん(左)と笠原さんプレゼンテーションで審査員に「初瀬姫」の魅力をPRする丸井さん 常翔啓光学園高ワンダーフォーゲル部の笠原英留さんと中野唯華さん(いずれも2年)のペアが昨年12月に埼玉県の加須市民体育館で開催された「第9回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」で女子団体3位に輝きました。高度とタイムを競うリード方式で競技が行われ、全国から211人の選手が参加した同大会は、国内最大の高校生の競技会です。 同部から2人以上の選手が大阪府代表に選ばれ、団体として全国大会に出場するのは男女とも今回が初。今年が2度目の挑戦で、個人でも昨年を上回る成績を収めた副部長の笠原さんは「緊張しましたが、中野さんのお陰で頑張れました。登るのは別々でも心強かったです」とパートナーの存在の大きさを振り返ります。一方、初出場の中野さんは「気負わずまっさらな気持ちで臨めました。笠原さんにアドバイスを受けながら練習してきたので、3月の引退前に一緒に結果を残せてうれしいです」と笑顔で語ってくれました。 常翔啓光クライミングウォールが完成した年に入部し、2年間練習に励んできた2人。ホールド(突起物)をつかむ手は指紋が擦り切れ、スマートフォンの指紋認証が使えないほどです。笠原さんは来年の同大会に向けて今後も練習を重ね、イメージした動きを実践に移す力を鍛えて更なる上位入賞を狙います。 摂南大の学生ら8人のビジネスプランが、地域産業の振興につながる商品や新技術などを公募する「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト2018」でグランプリを受賞しました。同大からの受賞は4年ぶりの快挙です。 8人が提案したのは、芋焼酎にみかんの皮を入れて蒸留したお酒「初瀬姫」を商品化するプラン。原料には同市の特産物のサツマイモと、同大が連携する和歌山県由良町産のみかんを使用しました。女性をターゲットにした商品で、サツマイモの甘みとみかんピールのさわやかな後味が特長です。 同商品を共同開発したのは、生命科学科3年の岩本賢吾さん、田中佑佳さん、丸井徹哉さん、三井柚果さん、同2年の内田柚麻さん、柿木優佑さん、機械工学科2年の小田和哉さん、鬼塚俊成さん。グランプリを決める発表会でプレゼンテーションを担当した丸井さんは「酒造会社の協力を得て、夏休みを返上しサンプルの試作を重ねました。今夏には熟成が終わり販売予定なので、このお酒を飲んで摂南大と寝屋川市、由良町のことをもっと知ってほしいです」と商品化への想いを語りました。はつ せ ひめ25FLOW | No.83 | March, 2019
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