●2019年度 校長方針 本校教職員は学園創立100周年に向けて『J-Vision22』を推し進め、積極的に学校改革に取り組み、在校生、保護者、卒業生とともに本校を誇りに思える学校にするため、「選ばれる学校」「魅力ある学校」づくりに邁進していく。更に、本校が学園発展の一翼を担うために学園設置各大学との連携をより強固にしていく。 本校の教育理念を実現するために、生徒一人一人に探求心と自学自習の力を涵養させて学力を向上させる。また、クラブ活動や学校行事などを通じて人間力の育成を図り、卒業後も社会で活躍できる幅広い能力を身につけさせる。 本校が目指していることは、生徒たちの進路保証と心身の健やかな成長と学校生活における安全確保である。そのために教育情勢や社会状況に注目して、生徒に最も適した教育ができるように、2019年度から本格的にコースを主体とした学校改革を遂行する。主な施策●中高大連携の推進による独自のキャリア 教育確立●コース別の効果的な進路指導と進学実績 向上のための学力伸長プログラムの構築●海外研修や留学制度の充実と学園設置各 大学等の留学生との異文化交流による グローバル化の推進●サイエンス教育を活用した自然科学系分野 への進路の拡大●2020年度大学入試合格者数・進学者数 目標 ①大学合格者数(既卒生を含む延べ人数) 国公立大学 40人以上 関関同立大学 140人以上 ②学園設置大学への進学者数 112人以上(原文に基づき要約)学園内の中高大連携を強化昨年中学に開設した「未来探求コース」は、学園設置3大学との連携を強める狙いがあります。コース主体の進路指導で、難関国公立大や学園設置大学など生徒の志望に合わせたきめ細かい教育を実現し、進学実績の向上につなげます。昨春は初めて学園の3大学に100人以上(卒業生の21.4%)が進学(大阪工大40人、摂南大59人、広島国際大2人)しました。この進学率を30%以上にすることも目指し、学校の1つの特色に育て、いずれは「学園設置大学進学クラス」の設置も検討していきます。学園内の中高大連携でキャリア教育の充実も図ります。本校は従来、進路保証、心身の健やかな成長、学校生活の安全確保の3点を目標に掲げてきました。特に昨年は大阪北部地震や台風災害がありました。生徒・教職員全員分の防災用品や3日分の水・食糧を備えていますが、「安全」への万全な体制を再確認します。中学校では「わかるまで・できるまで・とことん」を教員の合言葉にした生徒の面倒見の良さをアピールポイントに、広報活動も強化し、生徒確保につなげます。グローバル教育強化の年に今年はグローバル教育強化の年にします。外国人講師を増員し、オンライン英会話授業を充実します。また、夏期休暇期間の海外研修や留学など国際交流の場を増やします。近隣の関西外国語大の外国人留学生のインターンシップを増やしたり、留学生受け入れを進めることで生徒たちの英語に対する意識を変えていきます。英語で求められる「読む、書く、聞く、話す」の4技能のうち、特に「話す」能力の向上につながります。既に海外研修に参加する生徒が増えるなど効果も出てきています。大学入試改革の新テストに向けていよいよ正念場です。教員がより効率的に入試研究をするために本校が進めるコース主体の学校運営が効果を発揮すると確信しています。生徒一人一人が社会の大きな転換に対応できる学力と生きる力を身につけられるよう教職員が全力でサポートをしていきますので、今年も保護者の皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。常翔啓光学園中学校・高等学校校長 吉村 仁志よしむら・ひとし08January, 2019 | No.82 | FLOWコース主体の進路指導を推進学園設置3大学への進学も特色に
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