常翔学園 FLOW No.82
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ダンス部常翔学園中学・高校ダンスはスポーツであり芸術創作活動で身体と頭の柔軟性を養う 体育祭や文化祭では拍手に迎えられて元気いっぱいステージに登場し、楽しい学校行事に華を添える常翔学園中高ダンス部。部長の阿部有紗さん(高校2年)、副部長の野上栞里さん(同)、監督の平田慈教諭に同部の活動について伺いました。―普段の活動について教えてください。阿部/月曜日から土曜日まで、リズムダンスと創作ダンスの2種類をメインに練習しています。さまざまなジャンルの音楽に合わせて踊るリズムダンスは体育祭や文化祭、クリスマスコンサートなど、年間を通じて主に学内のイベントで披露します。創作ダンスは学外の大会に向け時間をかけて1つの作品を創ります。リズムでも創作でも選曲や振り付けは全て自分たちで考え、テーマに合わせて衣裳を手作りすることもあります。野上/部員は高校生3人、中学生5人で、中学生は週3日練習に参加します。あいさつや言葉遣いなどの礼儀作法は上級生を見て自然と身につきます。練習では中学1年生がみんなのお手本になって踊ることもあり、先輩と後輩の間に壁はありません。もう少し部員が増えたらいいなと思う一方、8人だとステージで踊る時に㆒人㆒人がしっかり目立って個性が出るのでやりがいがあります。―ダンスの魅力と難しさを教えてく ださい。野上/ダンスならではの魅力は、舞台に立てる楽しさです。ステージで踊ると度胸がつきますし、失敗しても素早く頭を切り替えてベストを尽くす姿勢が身につきます。身体だけでなく精神的にも成長できるのがダンスの良いところだと思います。阿部/ダンスはスポーツであり芸術でもあるので、ただ運動神経が良いだけでは踊れません。身体と頭、両方の柔軟性が必要で、そこがダンスの魅力でもあり難しさでもあると感じています。アクロバティックなダンスに挑戦するのは楽しいですが、自分で振り付けや構成を考えるのは本当に難しくて、部活動以外の時間も気が付いたらダンスのことを考えています。特に抽象的なテーマを身体で表現する創作ダンスに取り組む時期には、外に出て色々なことを経験し、自分の感性の引き出しを増やすことの大切さを感じます。―今後の目標を教えてください。阿部/まずは全員の動きをきちんと揃えることです。最近はタブレットで動画を撮影し、自分たちの踊りを確認することで、細かい部分の動きのずれに気付けるようになりました。基礎をしっかり固めた上で新しいことにもどんどん挑戦していきたいです。平田/毎年3月に開催される「ダンス・ガラOSAKA」のガラ部門で良い評価を得られる作品を創ることです。この部門は高校生と中学生が同じステージに立てる貴重な場です。中高それぞれの大会でベストを尽くすのはもちろんですが、全員で刺激し合いながら観客の心に残る作品を創ってほしいと思います。YouTubeで動画配信中!VIVID CLUB部長の阿部さん副部長の野上さん監督の平田教諭18January, 2019 | No.82 | FLOW

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