GAKUEN NEWS◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆17FLOW | No.82 | January, 2019JOSHO TOPICS常翔学園高ラグビー部が大阪府予選を突破 前回王者を圧倒 全国V目指す 藤本実和さん(広島国際大医療技術学科臨床工学専攻3年)が「第56回日本人工臓器学会大会」で研究発表を行い、若手対象のポスターセッションで優秀賞を受賞しました。 藤本さんが提唱したのは、人工呼吸器の吸入空気を加温加湿する人工鼻に起きる結露や閉塞などの異常を知らせるシステムです。異常発生前に人工鼻内部に照射した光の波長に変化が起こることを発見し、それを感知するセンサを開発しました。SOSのサインを送れない患者を離れた所からでも見守ることができるシステムです。藤本さんは今後も更に研究を進め、自力で助けを求められない障害者も安全に人工鼻を使用できるシステムの確立を目指します。藤本実和さんの研究が日本人工臓器学会大会で優秀賞を受賞藤本さんと自作の実験用センサ回路Aリーグ復帰を果たし笑顔の部員ら摂南大ラグビー部が入替戦で勝利 1シーズンでAリーグ復帰 12月9日、摂南大ラグビー部は宝が池公園球技場(京都市)で行われた関西大学ラグビーA・Bリーグ入替戦で関西大に勝利し、Aリーグへの昇格を決めました。 Bリーグ全勝優勝の勢いそのままに臨んだ前半は、4トライなどでリード。後半、関西大に連続トライを決められ、一時は2点差まで詰め寄られましたが、ヴィリアミ・ツイドラキさん(法律学科1年)のトライで巻き返しました。その後のロスタイムでもチーム一丸となって関西大の激しい追撃に耐え、最後まで逆転を許さず31-29で勝利。1シーズンでAリーグ復帰を果たしました。来季は同部の更なる活躍が期待されます。■ 顧問 学園は寄附行為に基づき、2018年11月27日開催の理事会で井上正崇氏を顧問に再任しました。任期は2018年12月1日~2019年11月30日。 第98回全国高校ラグビーフットボール大会大阪府予選の3地区の決勝が昨年11月18日、東大阪市花園ラグビー場で開かれ、常翔学園高は前回全国王者の東海大付属大阪仰星高に54-7で圧勝し4年連続37回目の全国大会出場(12月27日~1月7日)を決めました。6年ぶり6回目の頂点を目指します。 予選決勝トーナメントで布施工科高に103-7、摂津高に57-14で大勝した常翔学園高は、東海大付属大阪仰星高との決勝でも試合開始から激しい当たりとスピードで優位に立ち、前半を14-7で折り返すと後半は6トライと前回王者を圧倒しました。 梁本旺義主将(3年)は「前半はプレッシャーもありましたが、後半は自分たちらしいラグビーができました。全国優勝という目標に向け思い切りプレーしたいです」と話し、野上友一監督も「苦しい時に頑張れる練習を積んできた成果が出ました。もっと成長できるチームです」と全国大会への期待を込めました。 12月1日にあった全国大会組み合わせ抽選で、Bシードの常翔学園高は12月30日午前9時からの2回戦で米子工業高と桐生第一高との勝者と初戦を戦うことになりました。前回王者を圧倒する常翔学園高の赤いユニフォーム井上 正崇 <前>(いのうえ・まさたか)● 大阪工業大学前学長。84年4月同大学工学部助教授。86年4月教授。教務部長、工学部長兼大学院工学研究科長などを歴任し、07年10月から15年10月学長。同年11月大阪工業大学名誉教授、12月顧問。工学博士。
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