常翔学園 FLOW No.81
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馬術でもビーチバレーでも頂点に亀山・畑中ペアがビーチバレーボールの高校王者に 五輪種目でこの夏、全国ジュニアの頂点に立った常翔アスリートは座談会の4人のほかにもいます。 馬場馬術の曽我太一さん(常翔啓光学園高1年)とビーチバレーボールの亀山拓巳さん・畑中那由他さん(いずれも常翔学園高3年)のペアを紹介します。互いの強みを生かして大会を制した2人念願の金メダルを手にした畑中さん(左)と亀山さん 亀山拓巳さんと畑中那由他さん(いずれも常翔学園高3年)のペアが、8月3日から6日、大阪府阪南市のビーチで開催された「第17回全日本ビーチバレージュニア男子選手権」で初優勝し、高校生男子チャンピオンの座に輝きました。 普段はバレーボール部に所属し、インドアの選手として活躍する2人が初めて砂浜を踏んだのは昨夏。細かい技術を磨くため、ルールに制約の多いビーチバレーにも挑戦しようとペアを組んで大阪府の大会に出場したところ、初出場でいきなり2位に。続く近畿大会は優勝、更に全国ベスト8入りという快進撃を見せましたが、2人の中には「全国でも優勝できたはず」という思いが残りました。その悔しさをバネに、今年はブロックを強化して同大会に挑んだ2人。決勝戦の日は最高気温が35度を超え、準々決勝と準決勝のフルセットゲームを粘り勝ちした2人にとっては体力的に厳しい試合となりましたが、それでも「優勝しか頭になかった」と振り返ります。190cmの長身を生かした亀山さんのブロックと打点の高いアタック、畑中さんの跳躍力と巧みなボールコントロールを武器に、持ち味の「攻める」試合運びで相手の反撃を許さず、ストレート勝ちで昨年の雪辱を果たしました。 ビーチバレーでトップに立った2人が次に目指すのは、高校インドアバレー最高峰の大会「第71回全日本バレーボール高等学校選手権大会」への出場です。部活動引退前の最後の舞台となる同大会に向け、夏が終わっても2人の挑戦は続きます。曽我太一さんが馬場馬術の全国大会で初優勝 曽我太一さん(常翔啓光学園高1年)と騎乗馬のアリーバ・デ・ヘルマが、8月18日、19日の「第35回全日本ジュニア馬場馬術大会2018」チルドレンライダー選手権で人馬一体となった優秀な演技を披露し、全国1位に輝きました。 小学1年から乗馬クラブに通い始め、同大会3度目の挑戦で念願の初優勝を果たした曽我さん。実は同馬とは今年4月にペアを組んだばかりで、体の大きな同馬をうまく乗りこなせるか不安もあったと言います。課題を克服するために特訓を重ねて迎えた18日の予選当日、同馬のコンディションは非常に良好で、反応がいつもより鋭いぶん合図のタイミングを遅くするなど競技開始ぎりぎりまで入念に調整しました。その結果、大きなミスなくスムーズに演技を終え、47人馬が出場した大激戦を制して予選を1位で通過。「予選で1位になったことで不安が消え、この馬とやっていけるという自信が付きました」と振り返るとおり、翌日の決勝競技にも落ち着いた気持ちで臨み、見事表彰台の頂点に立ちました。 現在、規定演技(競技場内で決められた動きを正確に行う種目)で活躍する曽我さんは、来年更にクラスアップし、音楽に合わせて馬を動かす自由演技に挑戦する予定です。「トップライダーのエドワード・ガル選手のように、見る人をワクワクさせる演技をしてみたいです」と今後の目標を語ってくれました。人馬一体で安定した演技を披露曽我さんとパートナーのアリーバ・デ・ヘルマ08November, 2018 | No.81 | FLOW

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