常翔学園 FLOW No.81
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  10月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた第3回夏季ユースオリンピックの7人制ラグビー(セブンズ)で3位入賞の銅メダルを獲得した男子セブンズ日本代表で常翔学園高ラグビー部の石田吉平さん(3年)もその一員として活躍しました。常翔学園内には全国レベルで活躍し、将来の五輪出場も期待される多くの中高生アスリートたちがいます。今回はその中から石田さん、常翔学園高2年で水泳部の奈須一樹さん(2018年全国高校総体200m背泳ぎ優勝)と井戸畑和馬さん(同3mシンクロ板飛び込み3位)、常翔啓光学園中3年の酒井優英さん(全国都道府県対抗中学バレーボール大会*1の大阪代表)の4人の皆さんに集まってもらい、全国で戦う心構えや2020年の東京五輪への思いなどを聞きました。魅せる飛び込み きれいな背泳ぎ自己犠牲のラグビー つなぐバレーボール― 自分の競技の一番の魅力は何だと思いますか?   また自分の強みを教えてください。井戸畑 飛び込み競技の魅力は、高いところから飛び込んでも水しぶきが少ないことや、入水の角度やその美しさ、ひねりや回転などの技術で観客を魅了することができることです。入水時の水しぶきが少ないと小さい時から言われていて、そこが自分の強みです。でもそれだけでは試合に勝てません。中1の時にあと一歩でジュニアの世界大会の切符を逃したことがあり、それがきっかけで本気で練習に取り組むようになって成績が伸びました。奈須 僕は200m背泳ぎが専門ですが、背泳ぎは他の泳ぎ方に比べてきれいな泳ぎをする人が速いというのが魅力です。100mと違って200mは後半にばてるのでいかに楽にきれいに泳ぐかということが大事です。僕の持ち味は後半に強いということです。酒井 バレーボールはチームスポーツなので、みんなでボールを拾ってつないで上げて、最後に決めた瞬間をみんなで喜べるというのが一番の魅力です。僕の強みはチームメートより長身(183㎝)で、スパイクやブロックで高さを生かせ、チームに貢献できることです。石田 ラグビーの魅力は「One for All , All for One(1人は皆のため、皆は1人のため)」という自己犠牲の精神で、自分が倒れてもボールをつないでトライまで持っていくことです。僕は15人制の時はフルバックが多く、セブンズではスイーパーというどちらもバックスのポジションです。167㎝と小柄ですが、すばしっこさを生かしてステップで抜いていくのが得意です。― 全国大会・全国レベルで活躍している皆さんですが、全国の  舞台で戦う際に一番心掛けていることは何ですか?石田 自分なりの試合に臨むルーティンワークを中3から変えないでいます。元気になるような音楽を聴きながら着替えてストレッチをします。奈須 試合に臨む際に「これだけ練習したんだから大丈夫」と思えるようになるまで、練習を積み重ねておくということです。井戸畑 飛び込みは男子の場合1人が6本ずつ飛ぶので、全体の試合時間が何時間にもなります。1本飛んで次に飛ぶまでの時間にいかに集中力を保つかということが大事で、僕は1本飛んだら、それは忘れて次の飛び込みのイメージを作ることに集中します。“4つ星”常翔アスリート期待の中高生たちこのコーナーは、2020東京オリンピック開催にちなんだ『Team常翔』による連続インタビュー企画です。ゆあん目指せ! オリンピアン 世界が舞台だ 聞き手 : 西田太郎 学園本部広報室長05FLOW | No.81 | November, 2018

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