21FLOW | No.80 | August, 2018 常翔啓光学園中高軽音楽部が6月10日、2度の選考を勝ち抜いて「全国高校軽音フェスティバルin大阪城」に出場しました。ほとんどの学校が5人編成で出場するカバー部門小編成に、同部はこの日で引退となる高校3年の髙橋美芙さん(ベース)、竹内結さん(キーボード)、松田昂志朗さん(ドラム)の3人で挑戦。ヴォーカルなしの少人数編成という同大会では珍しい条件を個性として生かし、人数の多いチームに負けない堂々とした演奏で約3千人の聴衆を盛り上げました。更に、少数精鋭の実力と独創性の光るパフォーマンスが評価され、同部初の特別賞「秀吉賞」受賞を果たしました。JOSHO TOPICS軽音楽部が全国高校軽音フェスティバルで特別賞 常翔啓光学園高1年の曽我太一さんが、5月の近畿馬術大会馬場馬術競技会(L1課目)で2位に入賞しました。小学1年から乗馬クラブに通い始め、中学生のころから全国大会に出場してきた曽我さんは、今年も7月から8月にかけて3つの全国大会に挑戦。特に好成績を狙いたい8月18日、19日の全日本ジュニア馬場馬術大会に向けて、「良くも悪くも人間の気持ちが馬の状態に影響するのが馬術の面白さであり難しさでもあります。勝てる馬に乗せてもらっているので、自分のミスを減らして優勝を目指します」と意気込みを語ってくれました。曽我さんが馬術競技の全国大会に出場グエン・ドク客員教授の講演会を開催 7月28日、広島国際大医療福祉学科主催によるグエン・ドク客員教授講演会「ヒロシマ×ベトナム 平和への想い」を広島キャンパスで開催し、学生や一般市民など約150人が聴講しました。 ベトナム戦争の枯葉剤の影響により結合双生児として生まれ、7歳の時に日本政府の協力で分離手術に成功した同氏は、日本で医療や福祉を学びたいベトナム人学生への支援活動などを通じて「日本とベトナムの架け橋になりたい」と語りました。また、広島の人々が原爆によって受けた被害にも触れ、同じ戦争被害者として深い共感を寄せた上で、「歴史に興味を持ち、戦争の悲惨さや平和の尊さを知ってください。日本もベトナムも戦争で大きな被害を受けましたが、それを乗り越えてともに頑張りましょう」と友好のメッセージを送りました。 常翔学園高のスーパーコースと薬学・医療系進学コース2年生対象の探究学習「ガリレオプラン」の一環として、7月11日、「第1回JOSHOサイエンスフェア」を開催しました。ポスターセッション会場にはチームごとに作成した30枚のポスターが並び、3年生が昨年度の研究成果を後輩に分かりやすくプレゼンテーションしました。ガリレオプランは昨年度から研究分野の裾野を広げ、物理、化学、生物、数理探究、情報科学、社会科学、人文科学の7つのゼミでユニークな研究に取り組んでいます。この日は次年度から同プランの学習対象となる一貫コースの生徒も参加しました。JOSHOサイエンスフェアを開催3年生が研究の成果を後輩に発表特別賞を手にした3人(左から竹内さん、松田さん、髙橋さん)パートナーのアリーバ・デ・ヘルマとともに競技に臨む曽我さん平和について語るグエン客員教授五十畑さんが「トビタテ!留学JAPAN」に選抜 五十畑剛さん(広国大医療経営学科3年)が、文部科学省の募集した官民協働の留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第9期生に選抜されました。同大からの採用は五十畑さんが初めてです。 10月からスリランカに渡る五十畑さんが現地で目指すのは、紅茶の国で日本茶を普及させること。単にビジネスとして成功させるだけでなく、和食文化に欠かせない日本茶を同国の人々に知ってもらう活動を通じて、歴史的にもかかわりの深い2つの国を改めてつなぐ架け橋になりたいという大きな目標を持っています。これまで広島アウトドア部の部長として仲間を束ね、行政や企業の担当者も巻き込んで地元特産品をPRしてきた経験を持つ五十畑さん。持ち前のチャレンジ精神と「人と人をつなげる力」をグローバルに生かすチャンスをつかみました。スリランカでの活動計画を語る五十畑さん
元のページ ../index.html#23