常翔学園 FLOW No.80
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20August, 2018 | No.80 | FLOWJOSHO TOPICS西日本豪雨で広島国際大にも被害 ALL常翔で復旧へ 大阪工大ロボティクス&デザイン工学部は7月2日から8月26日まで、同学部の学生と協定校の国民大学校(韓国)・国立台北科技大(台湾)の学生が協働で取り組む国際PBL(Project-Based Learning)プログラムを実施しています。学生らが挑戦するのは、企業2社から与えられた「小規模・高齢者農家向けの小型汎用農作業ロボットの開発」(ヤンマー)、「2030年グローバルマーケット向けのプレハブ住宅のデザイン」(大和ハウス工業)という課題です。3大学の学生は混合で2チームに分かれ、デザイン思考で課題解決に挑戦。7月2日から19日は協定校の学生らを梅田キャンパスに招き、7月23日からは大阪工大の学生らが韓国に、8月6日からは台湾に渡って試作品の開発に取り組みます。協定校と共に実社会の課題解決に取り組む国際PBLを実施 大阪工大は2019年4月から、下表のとおり工学部と情報科学部の3学科の名称を変更します。それぞれの学科名が与えるイメージを学びの実態に合わせ、各学科の特色ある教育・研究内容を社会に対してより分かりやすく伝え、受験生などからの選好性を高めることが目的です。 なお、3学科ともこの変更は2019年度入学者から適用し、現在の学科名称で入学した在学生が全員卒業するまでは新旧2つの名称を併用します。2019年4月、大阪工大の3学科が名称変更現 行(2018年度)工学部電子情報通信工学科コンピュータ科学科情報ネットワーク学科情報科学部変更後(2019年度)工学部電子情報システム工学科情報知能学科ネットワークデザイン学科情報科学部英語で議論を交わす3大学の学生ら泥との格闘に汗を流した学生ら(東広島キャンパスで) 死者・行方不明者が15府県で230人超という大災害となった7月の西日本豪雨は、広島国際大の東広島、呉両キャンパスでも土砂流入や断水などの被害をもたらしましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。両キャンパスには、教職員や学生ボランティア、卒業生ボランティアの他に大阪から多くの学園内ボランティアも駆け付け、学園一丸となって復旧作業に汗を流しました。同大は安全確認と復旧のため7月30日まで全学休校措置を取りました。 台風7号と停滞した梅雨前線に伴う豪雨で7月6日の夕方には東広島、呉両市で大雨特別警報が発表されました。7日未明から東広島キャンパスの正面に広がる前平山では多くの箇所で土砂崩れが発生し、正門前の県道34号を越えて大量の土砂がキャンパス内に流入しました。また、呉キャンパスも建物被害はありませんでしたが、市の水道施設被害で断水が一部で16日まで続きました。 復旧への動きは迅速で、東広島では早くも7日に、学生と教職員が協力して復旧作業を開始。卒業生のボランティアも加わって県道の土砂撤去が進み、12日にはキャンパスまで車両が入れるようになりました。15日と16日には久禮哲郎学園理事長の「ALL常翔で復旧を」の掛け声のもと、大阪地区の学園職員82人が駆け付け、駐車場などの土砂撤去に当たり、復旧を後押ししました。呉には東広島から生活用水を給水車で運搬しました。更に、13日からは東広島の学生らが東広島市社会福祉協議会の依頼を受けて近隣地区の被災住宅で復旧作業のボランティアに当たるなど、ボランティアの輪が広がりました。YouTubeで動画配信中!

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