常翔学園広報誌 FLOW 79号
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08May, 2018 | No.79 | FLOW都心型オープンイノベーション拠点を梅田キャンパスに開設「Xport」の成功に向け協力を誓った久禮理事長(前列右)、西村泰志学長(後列右から3人目)、尾崎会頭(前列左)ら関係者 4月23日、大阪工大と大阪商工会議所はロボティクス&デザインセンターに都心型オープンイノベーション拠点「Xport(クロスポート)」を開設し、梅田キャンパスで記者会見と開設記念シンポジウムを開催しました。大学と商工会議所が連携して同拠点を開設するのは全国初。Xportでは、社会の課題解決、新たな事業創出を促すマッチング支援、産学連携による人材育成などを実施していきます。 久禮哲郎理事長は会見で「梅田を産官学連携のハブとして、関西版シリコンバレーを生む潮流を作り出したい」と意気込みを語り、同会議所の尾崎裕会頭も「国内外から多様で高度な人材・企業を呼び寄せ、大阪・関西がアジアの中で新たなイノベーション発信拠点となることを目指したい」と期待を述べました。また、シンポジウムには約350人が来場。パネルディスカッションでは「大阪発・イノベーションの展望」について活発な議論を交わしました。広国市民大学開学 近隣住民向けに2講座を開講 4月、東広島市と呉市の近隣住民を主な対象とする「広国市民大学」が開学しました。情報機器の活用方法を学ぶ「IT活用コース」と、親子関係のあり方を考える「こども未来コース」の2講座です。IT活用コースでは、パソコンに不慣れなシニア世代の受講者を補助スタッフの学生がフォロー。受講者らは学生から丁寧な説明を受けて文字入力などの演習を体験し、情報機器に対する苦手意識を払拭して順調なスタートを切りました。「こども未来コース」では、親子で一緒に学ぶ体験型講座などを実施する予定です。オンラインとネイティブの英会話授業を導入 今春から常翔学園高1年生とスポーツクラス2・3年生を対象に、オンライン英会話とネイティブ講師による英会話の授業が始まりました。オンラインはタブレットを利用し、設定されたテーマに沿ってフィリピンの講師とネットを通じて会話するマンツーマンレッスンです。授業は週1回でクラスを半分に分け、各授業を適時入れ替え理解を深めています。大学入試改革や社会のグローバル化により、英語4技能の育成が求められる中、英語教育の充実を図り、生徒の英語力向上につなげます。「パソコンを使いこなせ!」 BYOD授業を全学部で実施真剣にパソコン画面に集中する学生IT活用コースでは学生が受講者をマンツーマンでフォローする場面も 学生の私物パソコンをICT教育に利用することをBYOD(Bring Your Own Device)と言います。新入生が一斉に同じ機種を買うような手間を省き、大学側のコスト削減にもなる注目の取り組みです。スマートフォンとも連携させて、いつでもどこでも学べる「フリーな学習環境」を作り出します。大阪工大では、知的財産学部が2003年度からパソコンを必携化、ロボティクス&デザイン工学部の3学科が2017年度からどんなOSやソフトにも対応するBYOD授業を開始しました。今年度からは全学部に同授業を拡大しました。 4月12日に梅田キャンパス常翔ホールであった第1回目の同学部の授業は3学科の1年生を中心に約300人が受講。Wi-Fiへの各OSの接続方法や各種セットアップなどの説明を受けました。授業担当の井上明システムデザイン工学科教授は「一番の狙いはパソコンを道具として使いこなす能力を学生に身につけさせることです」と話しています。約300人の1年生らが常翔ホールに一堂に集まって授業タブレットを利用したオンライン英会話大阪工業大学大阪工業大学広島国際大学常翔学園高等学校

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