常翔学園広報誌 FLOW 79号
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吹奏楽部常翔啓光学園中学・高校心を一つに笑顔の演奏を音楽の力で勇気や希望を届けたい 創部3年目を迎えた吹奏楽部。昨年7月には、二つの音楽室と吹奏楽部部室、約700人収容のホールを備えたミューズギャラリー(3号館)が完成し、練習環境が格段に向上しました。顧問の上林遊教諭、部長の藤原明日香さん(高校3年)、副部長の福本美羽さん(同3年)に同部の活動について伺いました。― 普段の活動状況を教えてください。藤原/部員は中学・高校合わせて約50人で、水曜日と日曜日を除く週5日、昨年完成したミューズギャラリーの音楽室で練習しています。顧問の上林先生、原知里先生、永島亜衣美先生の指導の下、パートで音を合わせるパート練習、コンクールに向けて自由曲と課題曲を全体で合わせる合奏、個人練習のほか、最近はパレードに出演させてもらうことが多くなってきたため、その練習にも取り組んでいます。上林/3年目とまだ歴史の浅い部ですが、練習環境も充実し、楽器に向かう部員たちの姿勢や演奏のレベルが上がってきており、部としての体制が整ってきたと感じています。― 部のモットーや特長を教えてください。福本/「心を1つにスマイルで」という合言葉の下、みんなの気持ちを㆒つにして、笑顔で演奏することを心掛けています。私たちの演奏で元気や勇気、希望を届けたいです。音楽は、世界共通のコミュニケーション手段。言葉が通じなくても音楽によって演奏者と観客が一体感や感情を共有できることに魅力を感じます。藤原/高校から吹奏楽を始めた人、小さいころから楽器に親しんでいた人など、それぞれの経験が異なるため、先輩、後輩関係なく、お互いのアドバイスを受け入れる雰囲気づくりをしています。そのお陰か部員全員とても仲が良く、問題や悩み、分からないことなどがあれば、みんなで相談して解決しています。上林/私は昨年、本校に着任し、顧問になりました。指導したことに対して、しっかりとひたむきに取り組む気質をこの学校の生徒に感じています。この1年間で楽器を吹く力がついてきたので、今後は表現力を磨くとともに自ら動く積極性を養ってほしいと思っています。― 顧問の先生はどんな先生ですか?福本/実は、部活を辞めたいと思った時期が何度かありました。部活と勉強の両立が難しかったことが理由です。その時上林先生は、私の長所と短所を伝えてくださり、自分を変えない限り、部活を辞めても何も変わらないことに気付かせてくださいました。それからは限られた時間での勉強法を工夫したり、何事も粘り強く取り組むなど、少しずつですが自分を変える努力を続けています。生徒㆒人㆒人としっかりと向き合ってくださる優しい先生です。― これからの目標を聞かせてください。藤原/7月の大阪府吹奏楽コンクールの地区大会で金賞を取ることです。昨年度は、銅賞でした。私たち高校3年生は、このコンクールで引退です。悔いのない演奏をして、結果を残したいです。上林/定期演奏会やコンクールなど、大事に㆒つ㆒つの行事に取り組み、部の伝統と誇りを作り上げていってほしいですね。卒業生との絆も大切にしていきたいと思っています。卒業しても在校生の指導に訪れてほしいですね。今夏のコンクールに向けて練習に励む部員ら部長の藤原さん副部長の福本さん顧問の上林教諭YouTubeで動画配信中!VIVID CLUB22May, 2018 | No.79 | FLOW
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